ジミー・ペイジのフレーズの良さは、あまり言われないことだが、

高低自在のフレーズ、フレット間移動と、

フレーズ一つひとつを大事にしており、特に、どうでもいいと思われる付け足しフレーズにおいても、しっかりと何らかの面白みを出させるために、リズムの違いを付けている点である。フレーズ一つひとつの音処理、帰着点直前までのリズムの工夫を決して怠らない。


このフレーズ一つひとつを丁寧に演奏する技術のおかげで、彼は、音楽の完成度を高め、単なるペンタトニックスケールでも、一つひとつが全く別のスケールであるかのような多彩な印象を与えることに成功している。


ここが、クラプトンとの違いだ。

この小さな違い、細部へのこだわりを聴き逃さない人にとっては、ジミー・ペイジは、やはり名人と言わざるを得ない。たとえ、手癖でリズム感が悪く、そして、即興演奏要素が少ないとしてもだ。


この細部の細かい積み重ねと、その基礎の上に成立する壮大な世界観、すなわち、テンション多彩なコード進行などが相まって、ジミー・ペイジの名人としての評価がされるべきだ。