現実には居ない綺麗すぎる女性を思い描く。その時、ヒントとなるのは甘美な音楽だ。例えばEarthWind&Fireなど。

そんな甘美な女性や世界には、学歴実力収入では届かないと、決めつけて、せめて音楽だけでも甘美な世界を、と音楽にのめり込む。

これが、童貞だ。

イージーな女遊びでもいい。手を伸ばせばそこに、日本でもヨーロッパでも南米でも、とんでもない女がわんさかいるということにすぐに気づく。そのうえ、

前提としていた学歴収入実力などは、あまりデートに誘うのに必要ないことがすぐにわかる。イージーな女遊びなら、なおさらだ。


男の童貞は早く捨てろとは、三島由紀夫の言葉だそうだが、全くそのとおりだ。


女、モテ、人気、目立ち、薄い理解などから遠く離れたところ、そんなところに本当のやるべきこと、一人ひとりの個性を持った人間が取り組むべきライフワークはあると思う。


ようやくこう気づいて、既にやり直しは効かない年齢になった私。音楽芸術で時間を無駄にした。そのうえ、一番苦手でやりたくなかった理数系こそが私の本来のライフワークであった気がしてきた。物相手、論理、工作工学など。しかし、既に学び直すには遅すぎた。そして、童貞時間が長すぎたはずだ。特に心理的童貞が長すぎた。