甘美なきれいな非現実の世界を夢見ていた学生時代は、非現実な音楽の世界に耽溺した。しかし、現実にとんでもない美女がわんさか居ることに気づいてからは、非現実的な美しさの音楽世界が、私には不必要になり、代わりに、美女にきちんと届くメッセージとはなにか、ということを突き詰めるようになった。『人は話し方が九割』という本にも書いてあったが、メッセージ内容こそが大切で、小綺麗に人に伝えようとしてはいけない、木訥でも人の心を打つメッセージを目指すようになった。噺家さんやアナウンサーではない、心を打つメッセージとは何かを考えると、音楽の完全演奏やノーミスなんてのは、全く馬鹿げていて、現実離れしすぎてるし、単なる童貞時代の妄想夢想でしかないと考えるようになった。その結果、もっと体を汚すもの、汚いものにも飛び込んで、それでメッセージ内容を磨いていくことこそが大事だと考えている。心を磨くお掃除のように。