お酒に騙されているのです。そうです。我々人類はお酒をコントロールしていると錯覚し、実はお酒に支配され、コントロールされているのです。
しかし、「騙されている」という点では、俺は医者にもすっかり騙されていました。
去年の夏まで、確かに焼酎の一升瓶を三日で空けるという飲酒生活をかれこれ5、6年ほど続けていました。焼酎だけではなく、ビールも飲んでいましたので、なかなかの飲酒量です。
そんな去年の九月末ごろ、昼間から気持ちよく酔っぱらい寝ていた俺はいつの間にやら救急車で運ばれ、気が付いた時には精神病院の隔離室の中でした。そりゃ、そこが精神病院の隔離室だと理解するのには時間を要しました。
そして、翌朝医者らしき人が診察に来て、「あなたはアルコール依存症です。これから1,2週間は排泄すらきちんとできずに、垂れ流すでしょう。2か月位はここに入院しなければいけません。」などと、ほざいてくれました。
確かにここ5,6年いやもうちょっと長い期間かも知れない、人よりははるかに多く飲んではいました。ひどいときには二日酔いなのにもかかわらず、迎え酒を飲んだこともありました。
しかし、まさか俺がアル中になるなんて。。。ショックでしたが、保険会社に給付金を請求するために病院に書いてもらった診断書には確かに「アルコール依存症」と書かれており、オリックス生命からはすぐにきちんと保険金が支払われ、俺は受け取りました。
本当にアル中だったのだと純粋無垢な俺は信じてしまいました。
それからというもの、滅多なことでは飲まない、つまりはよほど断れないような飲み会や行きたくてたまらない飲み会でもない限りは飲まないと決めつけ、それを忠実に実行し、飲まないのが普通の生活をし、そのような機会で飲むことがあったとしても、3,4か月に一回といったところです。
そんなある日、先月の末ごろでした。「断酒会」なるものに出たことがないので、どのようなものかと興味がわき、すぐ隣の八女で行われるということなので早速行ってみました。
明日に続く。