住職さんは返事をしなかったことを責めていたわけではありません。ただ自らの生き方として、相手がどういう態度であろうと関係なく「おはようございます」と言い続けた、そういうことに徹した、ということだと思います。

「これほど自分があいさつをしているのに、返事をしないとは何事だ」というのは簡単でしょうし、一般的な反応かもしれません。

しかし、それでは挨拶している意味がありません。あいさつすることで喧嘩を売っているのでは、何にもならないでしょう。

その人に「おはようございます」と声をかけることは、住職さんからすると「自分の勝手」ということであったかもしれません。

「自らの行い」として、そのように毎日を送り、そういうことに徹し、相手がどのような反応であろうと関係なくそのように生きる、という姿であったのでしょう。

住職さんの姿はとても爽やかですがすがしいものでした。