派遣労働者の雇用安定を 業界団体に申し入れ
 自動車工場で働く派遣労働者らの組合でつくる民間非営利団体(NPO)「ガテン系連帯」は13日、請負・派遣会社などの業界団体、日本生産技能労務協会(東京)に対し、偽装請負をなくし、派遣労働者の賃金向上や雇用の安定を求める申し入れをした。同協会は「理事会などで検討して回答したい」と答えた。

 申し入れ内容は(1)派遣期間やあるべき年収水準など業界の最低労働基準を作成し労働条件を引き上げる(2)募集ちらしなどの基準を設け誇大・虚偽広告をなくす-など。

 交渉した共同代表の池田一慶さん(27)は「協会も現場労働者の話に強い関心を持っていると感じた。回答に期待したい」と話した。

http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007031301000579.html