1月の完全失業率4・0% 3カ月連続で横ばい 有効求人倍率1・06倍
 総務省が2日発表した1月の完全失業率(季節調整値)は、前月と同じ4・0%で、3カ月連続で横ばいとなった。完全失業者数は、前年同月比28万人減って264万人となった。また、厚生労働省が同日発表した、求職者1人に対する求人数を示す1月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・01ポイント下落の1・06倍だった。

 男女別の失業率は、男性が0・1ポイント改善し、4・1%。女性は0・1ポイント悪化して3・8%。

 これから本格化する「団塊の世代」の一斉定年を控え、企業の人手不足感は根強い。だが、求職者にとって好条件の新規求人が減少傾向となる中、若い女性層を中心に新たに仕事を求めて自発的に離職する動きが依然とあり、失業率の改善傾向は足踏み状態になっている。


http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007030201000154.html