むかしある所に、少し毛の濃い30代の男性と、子離れが一切出来ない(依存している)その男性の母親が住んでいました
とかる朝のことです
用事がありでかける毛深男とその母親・別名 ラスボスは、お嫁さんより一足先に朝ごはんを食べました
その頃お嫁さんは、ご飯を食べる2人を尻目に、パタパタと忙しく洗濯を干していたそうです
ラスボスは食べるだけで、食事の準備は一切する事はなく、驚く事に朝ごはんの準備もその毛深男である息子が一生懸命していたそうです
ラスボスは食事が並ぶのを黙って座って待っているだけの姿を見て、お嫁さんはうしろから蹴飛ばしてやりたくなったそうです
お嫁さんは、2度目の洗濯物を取り、リビングに戻ると毛深男はそれはそれは悲しそうに洗い物をしていたそうです
その頃もラスボスはただただ座り、ただただテレビを見ていた姿を見て、お嫁さんはフライパンで頭を殴りたくなったそうです
お嫁さんが出かけた先から買ってきたケーキ(ホールで買ったから明確な金額は不明だが、ワンカット五百円位の計算)
お嫁さんは心を鬼にして食べるかどうか家来を使い聞きに行きました
すると想像通り食べるとのことだったので、お皿に乗せフォークも準備してテーブルに置いておいたそうです
ところがラスボスは、部屋から出てくる事はなく、痺れを切らしたお嫁さんは、また家来を使い、カットしたケーキを部屋まで持って行かせました
お礼の一つも言われず、皿に置いたフォークをラスボスに突き刺してやろうかと思ったとお嫁さんは話していました
これで最後
これが最後
もう来年は一緒にはいない
その思いだけでお嫁さんは自分を奮い立たせたとも話していました
ラスボスは背伸びをし続け一人で毛深男とその姉を育て
毛深男も一応その背中を見て育ってきた為か
ラスボスに対しての思いや感謝は
心に根深くあり、ラスボスの事をもっと突き放して欲しいお嫁さんと、そうじゃない毛深男の狭間でお嫁さんの心それはそれはとても辛かったそうです
その毛深男の優しさをいい事に
なにもせず、ただ食べ、ただ寝て、洗濯や掃除の細々とした仕事だけは増やす
息子である毛深男に対して執拗に執着し
毛深男がいない時といる時の態度や言動の違いには
本当に穴を掘って埋めてやりたい
そんな気持ちだったそうです
そんな日が何年も何年も続き、今まで以上にさらに強く、3人の家来と共に、ラスボスを退治すると心に誓いました
はたしてお嫁さんは無事ラスボス退治をできるのでしょうか