NHK朝ドラの『マッサン』、家内につられて見るようになりました。
少し気になることがあります。家内に言わせると、「そんなことはどうでもいい、見ているのは日本人なんだから」。
でも、私には気になるのです。
それは、マッサンのスコットランド人の妻役、エリーの英語です。スコットランド人なのに英語にスコットランド訛りがないのです(スコットランド訛りの英語を話す代表的な俳優は、初代ジェームズ・ボンド役のショーン・コネリー)。たまに、気を使ってブリティッシュ・アクセント(スコットランド訛りではなくイギリス訛り)の英語を話すのですが、基本的にはアメリカン・アクセントの英語で話しています。
家内は「そんな細かいこと」と言いますが、アメリカの映画で東北の人の設定の人が関西弁を話しているようなものだと思うのです。昔のB級映画ならそういうのも結構ありました。
しかし、マーガレット・サッチャーを演じたメリル・ストリープも、イギリス人家政婦を演じたロビン・ウイリアムズも、見事な英語を話していました。
ブリティッシュ・アクセントの英語ってカッコイイですよね。私自身、イギリス英語を話せるようになりたくて、アメリカのイリノイ大学から一時、イギリスのリッチモンド大学に留学したほどです。
まあ、エリーの英語、朝ドラだから、どこのアクセント(訛り)でもいいのかな?
でも、アメリカの映画プロデューサーが『マッサン』を見ていたら、渋い顔をするでしょうね。もし、私がエリーなら、ハリウッド進出を狙って、完璧なスコットランド・アクセントをマスターしますが。
エリーちゃん、欲がないねえ。
エリーを演じるシャーロット・ケイト・フォックスさん(フリー画像より)