大リーグと日本プロ野球の違い:大リーグは、「ボールが滑る」、「マウンドが硬い」、「鳴り物の応援がない」、「送りバントが少ない」、「25人の登録枠(日本プロ野球は28人)」、「天然芝の球場が多い」、「年俸が高い」、「試合数が多い(162試合と144試合)」など・・・
ところで、日本のプロ野球、セ・リーグは”巨人の1強5弱”なんて言われていますよね。巨人と同じようにペナントレースを戦っても、勝てるわけがありません。
弱者は、弱者なりの戦略を立てて戦うべきだと思うのですが・・・。
大リーグと日本プロ野球の違いにもう一つ、「先発ピッチャーの登板間隔」、「先発ピッチャーの投球数制限」と「ほぼ毎日試合がある(日本プロ野球の場合、月曜日は休み)」があります。
日本プロ野球は、先発ピッチャーは週1回の登板(中6日)が主流です。日本では月曜日にゲームがないので、6人の先発ピッチャーでローテーションを回しています。
一方、ほぼ毎日試合がある大リーグは5人の先発ピッチャー、中4日でローテーションを回します。
もし、私が弱いチームの監督なら、次の戦略をとります。
(1) 4人の優秀な先発ピッチャーでローテーションを組みます。
 月曜日が休みなので、4人プラス谷間に1人でいけます。先発を外れたピッチャーは、リリーフまたは抑えに使います。一般的に、先発ピッチャーはそのチームの中で優秀なピッチャーから選ばれるので、その優秀なピッチャー、6人のうちの2人をリリーフにまわせます。
(2) 中4日でローテーションを組むので、先発投手には投球数制限を設けます。
日本プロ野球では、130球で完投とか精神論がまだ支配的です。それを大リーグのように100球に制限します。優秀な先発ピッチャー候補が2人、リリーフにまわるので後ろは万全です。120球投げた菅野投手よりも、全力投球でくる澤村投手の方が打者は嫌だと思うのですが。
野球はピッチャーズ・ゲームです。優秀なピッチャーをうまく使えば、勝てるはずです。
昔は、先発完投が美徳でした。高校野球を見ていると、日本は今もそうです。
この考え方、捨てませんか?
今までの考え方を捨てる。
それこそ、イノベーションです。
シュンペーターが言う「創造的破壊」です。
これをやる監督が出てこないのが不思議でしょうがない!
巨人に勝てないのに、なせ、現状を変えようとしないのでしょうか?
「アメリカかぶれ」と言われるのが嫌なのでしょうか?
弱いのに、自らを変えようとしない球団。
自分の采配で勝てると考える無能な監督。
一回、全部変えてみればいいのに・・・
横浜に住んでいる人、どう思います?
