アンケートってあてにならない | 六月の虫のブログ

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 アンケートって取り方によっては本当にあてにならないと思います。


 アンケートを出す側は、何を得たいと思ってアンケートを作成するのでしょう?


 例えば、「このドラッグストアで買い物した理由は何ですか?」という質問に対して「価格」と答えるのは20%前後です。その他のマスを対象にしている店(安売り志向の店)のアンケートも同様の結果が出ます。


 私はマスを対象にしている店(安売り志向の店)に対して、「価格」が選んだ理由の20%しかないのは信じられません。


 「価格」で選んだと言うと、自分が卑しい人間だと思われる。それが嫌だから他の答えに印をつける。


 十分考えられます。


 さて、ここからは実際にアンケートに関して、私が驚いた事例を紹介します。


 あるマーケティング・セミナーのアンケートについてです。このマーケティング・セミナー、全部で三回シリーズで某製薬会社が主催したものです。


 私は、一回目からその内容に不満でした。レベルが低いのと具体例がなく、心に刺さるものがありませんでした。一回目のセミナーの後のアンケートには、「やや不満」、もっと具体的な事例を紹介してほしいと書きました。


 二回目のセミナーの後の懇親会で、数人の参加者は私に、「どれだけこのセミナーが役に立たなかったのか」を力説しました。もちろん、私も同感でした。


 私は、自分の感じたとおり、「非常に不満」とアンケートに書きました。主催者側の対応やゲスト・スピーカーに関しては満足しました。それもアンケートに書きました。でも、メインのコンサルタントの話は全く役に立たないばかりか聞くだけで腹が立つほどの内容でした。


 愚痴っぽくなりました。でも、あれだけ不平不満を言っていた参加者も、アンケートには「満足」と書いていたのです。これは翌週に別の行事で、そのセミナーの数人に会って聞いたのですが、信じられません。アンケートには事実を書いて欲しかったです。


 主催者の製薬会社に気を使ったのでしょうか?それとも、コンサルタントに?


 私は、ダメならダメと書かないと進歩しないと思います。コンサルタントも主催者側も・・・。


 主催者の製薬会社は、さすがに一流です。本日、私に私の真意を聞きに来てくれました。私は率直に感想を伝えました。私は、それが親身になってくれた製薬会社に応える誠意だと思います。


 私が言いたいのは、アンケートも取り方によっては当てにならないということと、そのアンケートで何を得たいのかとはっきりさせないとダメだということです。


 そう思いませんか、鷲尾さん?


 もちろん、三回分のセミナー代金は支払い済みです。でも、三回目のセミナーの欠席は、製薬会社も理解してくれました。我がままを言ってすみません。