十六歳のアメリカ Vol.207 | 六月の虫のブログ

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エピローグ (つづき)


 女の子グループのリーダー格、千尋が見た訓と岩崎さんと私をベランダに誘った。非常に気持ちいい暖かい風が吹いていた。千尋は、私たちに彼女の身の上話を始めた。交換留学生になっていなかったら、落ちこぼれになっていただろうというような話を長々と続けた。岩崎さんと私は千尋を三田君に預けて明かりの消された部屋に戻り、ベッドの上に横になりながらアメリカでの思い出話に花を咲かせた。ボーイフレンドやガールフレンドの話題になり、私はシェリーやシルビアのことを彼女に話した。私がシルビアとの別れが女の子との別れの中で一番辛かったとしんみりと言うと、彼女は私に同情したのか、私の腕に手を置いた。私は彼女の肩を抱き寄せ、彼女の唇に軽くキスをした。すごく自然なキスだった。互いに唇を離すと、私は彼女を強く抱きしめた。彼女も私を強く抱きしめ返したので、私はもう一度彼女の唇にキスをした。ずいぶん長い間キスを続けたが、二人とも気水上の段階に進むことは躊躇した。


 つづく・・・




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 ワイキキのホテル。なんか変な雰囲気だった。


 今日はこれから三重県にマーケティング・セミナーの合宿に行きます。明日、『十六歳のアメリカ』は、休載します。



注意: 『十六歳のアメリカ』は、私の体験を基に書いていますが、フィクションです。