十六歳のアメリカ Vol.201 | 六月の虫のブログ

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エピローグ (つづき)


 アメリカン航空のカウンター前の椅子で待つこと約一時間半、ようやくワドリーさんの友人が迎えに来てくれた。私はカウンターの人たちに丁寧にお礼を言って、迎えに来てくれたピーターソンさんと空港を後にした。ピーターソン夫妻はワドリーさんのハーシャー高校の同級生で、ピーターソン夫人の母親はまだハーシャーに住んでいるとのことだった。ピーターソン夫妻には五人の子供があり、次男のブレントと三女のカレンが同居していた。私がピーターソンさん宅に着いたときには次女のタミーも実家を訪れていた。

 私は一人ひとりと握手をしながら自己紹介した。自己紹介の後、リビングルームのソファに座ると、タミーが日本のことについて質問してきた。彼女は私より丁度十歳上の二十七歳で、ハリウッド女優級の美人だ。ピーターソンさんも俳優のリー・ヴァン・クリフに似てハンサムだし、夫人の方も『ジェシカおばさんの事件簿』(”Murder, She Wrote”)のジェシカおばさんそっくりの美人だ。カレンによると、タミーは彼女の通った高校では美人で有名だったらしく、ホームカミング・クイーンにも選ばれたそうだ。タミーは、地元の高校でカウンセラーをしている才女でもある。彼女は優しくユーモアがあり、非常に魅力的な女性だ。彼女とカレンは当時映画でも人気のあった『ミス・ピギー』とカエルの『カーミル』のラブ・シーンを面白おかしく再現してみんなを笑わせてくれた。カレンも非常に可愛く、十四歳にしては非常に大人っぽかった。


 つづく・・・


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 ジェシカおばさん、ことアンジェラ・ランズバリー。ドイツのメルケル首相をすごく美人にした感じ。ピーターソン一家は、全員美男美女だった。また後日、写真を公開します。



注意: 『十六歳のアメリカ』は、私の体験を基に書いていますが、フィクションです。