以前のブログ、『レッドソックスにおける集団心理学の教え』(3つの原因とその解決法)で、書いたようにレッドソックスは、1ヶ月で10ゲーム以上の差をタンパベイに逆転され、プレーオフ進出ができませんでした。
この歴史的な逆転負けには3つ以外の原因もあったようです。
先発ローテーションに入っている投手たちが、自分の登板のない日に球場内のロッカールームでビールを飲みながらビデオゲームをしていたのです。それも1回だけでなく、日常的にです。他のチームメイトたちはグランドで戦っているのにもかかわらず。監督が注意しても無視。
フランコナ監督は、選手に対する影響力が低下し、信頼関係が崩壊したことを辞任の理由に上げました。最初、私は何のことか分りませんでしたが、これで納得しました。
名将と言われたフランコナでも、自分の何倍もの給料を貰っている投手には通じなかったようです。
「仕事は楽しくやろう!」。言うのは簡単ですが、このようなバカな選手が出てくる可能性もはらんでいるのです。
マネージメントって、本当に難しい。ロッカールームで楽しんでいたら、試合にも負けてしまうということです。
ところで、レッドソックスのGMが、シカゴ・カブスのGMに就任しました。我がシカゴ・ホワイトソックスの次に好きなカブスの次期監督候補にフランコナの名前が上がっています。夢の中で、一緒に串カツを食べに行ったフランコナがカブスの監督になってくれたら嬉しいな。今度こそ、カブスにかけられた『ヤギの呪い』がとけるかも・・・。レッドソックスの『バンビの呪い』をといたフランコナなら。
『ヤギの呪い』については、また後日ご紹介します。シカゴの人たちにとっては、恐ろしい呪いです。