以前のブログで、株式の投資において、投資家には「買わないリスク」があると書きました。機関投資家は、ある程度の運用成績を上げないと、お金を集めることができなくなります。だから、今のような相場でも、コールを買ったりして、「買わないリスク」を最小限にしたりするのです。
人生でも同じです。変化の激しい現代において、何もしないのは「後退」です。商売でも、去年と同じことをしていたら、確実に売上げは下がります。本当です。前年とまったく同じ企画やPOPだと、売上げが下がるのです。少しでも改良していかないと・・・。
個人でもそうです。去年と同じ能力のままなら、ライバルに後れを取ります。
考えてもみてください。小学二年生の子供が、小学三年生になっても小学二年生の学力しかなかったらどうなるでしょう?落ちこぼれます。大人になっても同じです。常に進化しないと、周りに置いていかれます。
この変化の激しい時代、「何もしないことによるリスク」、もちろん、「買わないリスク」も取らないと、その損害は想像を超えます。
同業者の集まりで、「昔は良かったなあ」と言う人、今の時代を生き抜くのは厳しいだろうなあと余計なことを考えてしまいます。
「今までと変える」ということは、勇気が必要です。それに、失敗することも多々あります。でも、私は、「何もしないこと」より、「新たなチャレンジ」を選びます。もちろん、そのためには勉強することが欠かせません。
去年と同じ能力しかない人に、去年以上の給料は払いたくないと思うのが経営者です。
1983年、大学時代の私。
失礼しました。映画、『リスキー・ビジネス』のトム・クルーズです。
