十六歳のアメリカ Vol.125 | 六月の虫のブログ

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ベースボール


三〇、練習試合 (つづき)


 週末、デイヴたちと久し振りにボウリングに行った。ベースボールのチームに入ってからは、ずっとチームのウインドブレーカーを着ていた。ウインドブレーカーは、袖がゴールドで、胴のところがダークグリーンで、右胸のところには背番号(11)が刺繍してあり、背中にはアイリッシュとプリントされていた。私は非常にこのウインドブレーカーが気に入っていた。

 チームメイトたちと一緒に遊んでいるときも楽しいが、やはり少しはどこかで気を使っているようだ。デイヴやボブやリックたちといるときは、全然気を使わなくてもいいし、多少のわがままも言える。デイヴもパーティーの後、遠いハーシャーまで私を送らなくてもよくなった。確かに、学校の行き帰りにスコットの車の中で、シェリーの手と遊ぶことはできなくなったのは残念だが、デイヴたちと近くなったことと、ベースボールができるようになったので、プラス・マイナス・ゼロ。いや、プラスのほうがマイナスより上だ。


 つづく・・・



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 少しかび臭かった。洗濯しないと・・・。



 注意: 『十六歳のアメリカ』は、私の体験を基に書いていますが、フィクションです。