アメリカでドアが閉まっていると、その部屋は誰かが使っているってことになります。分かりやすいのはトイレのドア。アメリカではトイレはバスルームにあります。ドアが閉まっていると、誰かがトイレ中か入浴・シャワー中ということです。
寝室や子供部屋もドアが閉まっていれば、そこに誰かがいるということです。だから、誰もいないときはドアは開けっ放し状態です。子供が、自分がいないときにドアを閉めていたら少し心配になります。もし、鍵でもかけていようものなら、親としては・・・。うちは、トイレとバスルーム以外に鍵は付いていません。
店舗などの公共の建物の入り口のドア。アメリカでは自動ドアは少ないです(回転ドアは多いですが)。入り口のドアはすべて、外から入るときは引くように、外へ出るときは押すようになっています。イリノイ州もカリフォルニア州もこれは消防法で決められていました。日本ではまちまちです。
そして、そのドアを開けるのは、男性の役目です。男性はドアまで先に行って彼女のためにドアを開ける。彼女が先にドアの前まで行っても、彼氏が開けてくれるまで待っている。『十六歳のアメリカ』でも、零下20℃の中、デビは私がドアを開けるまで、レストランのドアの前で立って待っていました。中には、私が車のドアを開けるまで、車から出ない女の子もいました。もちろん、乗るときも。
ドアって、ドラマになりそうな感じです。
この部屋のドア、開いてますよね。誰もいないはずなのに・・・ライトが尽いています。節電!節電!