マクドナルドが始めた顧客特定マーケティング | 六月の虫のブログ

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 私が7月2日のブログ(『マーケティングのバイブル』)で紹介した「顧客特定マーケティング」。当店では十三年前から実践しています。当店の「顧客特定マーケティング」は、DMや手配りチラシ、折りこみチラシ、POSレジのメッセージ機能を駆使して実践してきました。


 POSレジから得る情報は宝の山だということを実感しています。それをどのように生かすのか、それが勝負の分かれ目です。


 7月14日の日経新聞に「マクドナルド 一人ひとりに異なる値引き」という記事がありました。


 マクドナルドが携帯電話サイト会員、約1000万人の購買履歴を分析して、一律ではない「個人仕様」のクーポンを提供する。


日本マクドナルドの新クーポンの例


土、日曜日の昼にコーヒーを頻繁に購入する客

→ 週末の朝にコーヒーが無料になるクーポン


一定期間、来店していない客

→ 従来よく購入していたハンバーガーなどを割引き


来店頻度は高いが、新発売のハンバーガーを購入していない客

→ 新発売のハンバーガーを大幅に値引き


会員だが「かざすクーポン」の利用経験がない客

→ 人気商品などを大幅に値引きし、利用を促す


ハンバーガーのセット商品の購入頻度が高い客

→ 「アップルパイ」など1品加えても手軽に食べられるメニューを割引き


 これらのクーポンがどのくらい効果があるのかは、やってみないとわかりません。でも、この電子クーポンは、紙の新聞折り込みクーポンよりもコストも安く、無駄も少なくなります。もちろん、一番注目すべき点は、顧客を特定してそれぞれの顧客に異なる販促をするということです。顧客の属性が分っていれば、より効果的な販促ができるのです。


 マーケティングは、マスから個へ。「顧客特定マーケティング」を学ぶべき時代になりました。



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これがその本です。「顧客特定マーケティング」