これを読んで、そんなことはないだろうと思う人もいるでしょう。
市長など政治家で、財政の悪化を理由に自分の給料を減額する人がいます。給料を満額もらうのに引け目を感じるからなのでしょうか?私に言わせれば、給料分の成果を上げられないときの言い訳でしかない。堂々と満額もらって、給料以上の成果を出せばいい。それができないのなら、市長などの政治家になる資格はない。
日本の有権者の多くは、「偉いなあ。給料を減らしてまで働くなんて、なんていい市長でしょう」と思うかもしれません。
アメリカで、もし給料の減額を願い出たら、「私はこの給料に見合った仕事はできません」と宣言しているのと同じです。
ただ、現在の日本の国会議員の場合、「私は国をダメにしようとしているので、給料はゼロで、議員のメンバー・フィーとして、年間1,000万円を国に上納します」と言ってもらわないと困ります。
まだまだ、日本人の多くは、お金に対して勘違いしている人が多い。自分の給料が安いのは、それなりの仕事しかしていないということです。それは、政治や世の中や運が悪いのではありません。自分の能力がないのが悪いのです。これを自覚しないかぎり、世界で戦えません。
次回の『日米の違い』では、成功した者への感情の違いを書きたいと思います。