前回で終わりにしようかなと思ったけど、印象深かった彼女の話から、少し脱線しますが、宗教に及ぶので、クリスチャンの方はここで回れ右して頂ければと思います(先に言うたからね!)。
全米で五本の指に入る最低の刑務所に入った友達。それは房に23時間拘束という試練(試練なのか?)。
どこかポジティブな彼女は(鬱なのに)
「えー!!そんな最低なとこにいるの!!!すごいね!!!」
って言ったらしいけど。

やはり1時間しか外に出られないというのは気が狂いそうになるらしく、たまにあるチャーチの時間にクリスチャンでないのに外に出たいが為に参加してたらしい。
彼女はクリスチャンの考え方がキライ。なんでも神様が先にくるので。
例えば、友達と楽しく過ごしてたとします。普通ならこの友達楽しい!ってなりますよね?友達、楽しい!ありがとう!って。
クリスチャンは「神様のお陰でこの友達に会えて楽しい」ってなる。
普通は、私、友達。
クリスチャンは、私、神様、友達。
なんでもまず神様がくる。
私のアメリカンの友達もクリスチャンが多いし、教会にも誘われて行ったことがあるけど、信仰は自由だと思うので「神様、神様」言ってても、気にならない。
彼女が行った刑務所のチャーチ、と言っても、会議室みたいなところでクリスチャン同士話をするだけらしい。
「その中でドラッグ中毒者がいてさ。ヘロインか一番きついやつしてて。その人がさ
『私はドラッグをしてるときに妊娠しました。けれど、産まれてきた子どもはヘルシーな子どもでした。神様のお陰です』
って言ったのさ。は??って思ってさ。それってただのラッキーじゃん!なんでも神様なんだよね!」
彼女はこの考え方が大嫌いらしい。
悪いことがあったら、これは神様からのチャレンジとか言うのかな?神様のせいにはしないのか。

私は高校生の時にイギリスでホームステイしてて。その時の家族がクリスチャンやったんですわ。
それを後にイギリス人に話したら
「うわー!それは珍しいね!イギリスにクリスチャンは殆どいないよ!」
って言われた。おそらくカソリックを指していると思う。イギリス国教会の国やもんな、、。
このホームスティの家族は恐ろしいほど素食で、、、子どもも4人いた。おそらくbirth controlをしないんやろね、、、。宗教上。
私のイメージでは休みの日は美味しいもん食べるってのがあるので、日曜日はなんやろ?って思ってたら、更に粗食やった、、、。日本食持って行ってて助かりました。貪り食べてたら、ホストファザーに「お腹減ってるのかい?」って笑われたけど、この家の食事のせいや、とは言えず、、、。15歳やで。食べ盛りや。

日本は宗教観念ないですからね。神道あれど自由で、食事の度に天照大神様とは言わない。
信仰、何か信じるものがあるというのは、すごく強いとも思います。心の支えになる。何か起こっても、神様が影で支えてくれていると感じればやる気も出る。自分は一人だけ、と思えば辛い。
私もスピリチュアルは信じる方なので、心の糧になるならいいと思います。
ただそこから考え方の違いで争いが起こるのだけは良くない、、、かな。
宗教はそれくらいの軽い気持ちで見てます。
鬼はどこに住むかといえば人の心の中らしいです。
逆説的ですが、神様も心にいるのかなと考えます。