タンタンは八月生まれだ。
一歳の誕生日のお祝いに犬用ビールがあるのを見つけて、是非ともビールで祝ってあげたいと、家人に相談したところ「三本1,000円のビールなんて高すぎる、ダメ!」と言われ、二歳の誕生日が過ぎ三歳の誕生日が過ぎ、いつしか五歳になっていた。
ところが、タンタンは既にビールの味を知っている。
それも、人間さまのビールだ。
タンタンのワインとビール好きは、2、3歳の頃に発覚した。
友人が来てワインをしこたま飲んだ日の翌朝、台所に片付けてあった空瓶の口をぺろぺろ舐めていたのだ。
ビールに関しては、無類のビール好きの家人があまりにも美味しそうにビールを飲むせいだと私は思っている。
夕暮れ時になると、グラスに注ぎ込まれるビールの泡音に耳をそばだて寄って来ては一心に私たちを見詰め生唾をゴックンと飲む。
幸せのおすそ分けで指先にビールの泡を付けて舐めさせる癖はいつしか定着してしまった。
お誕生日や特別な日の特例と決めていたけれど、手作り食になってから日増しに増えている。
今日は、朝一番で手作りビールを仕込んだ。
傍らで、タンタンは14リットルのビールになる液体が入った樽を
しっかりと見詰めていた。
今日は室温26度、ビールになる液体は22度、温度管理に適した季節だからきっと美味しく仕上がることでしょう。o(^-^)o
