飯田線・県境に近い『大嵐駅』☆

「魅惑の飯田線秘境駅号」で行く飯田線秘境6駅探訪の旅 -その4-

2010年5月1日（土）　天気：

第六水窪川橋梁（車窓より撮影）

鬼面駅舎の「東栄駅」 を過ぎると、列車は静岡県へ入ります～

「城西駅」～「向市場駅」間には、“Ｓ字鉄橋”とか”渡らずの橋”と呼ばれている

飯田線名物“第六水窪川橋梁”が見られます。

本当ならトンネルで抜けるはずだったところ、

掘削中に、地殻変動や台風により崩壊してしまったためトンネルをあきらめて、

水窪川に橋を張り出すルートをとったことで、対岸に渡ることのない橋となり、

大崩壊の場合を想定して、不安定な場所を迂回した結果、

大きくＳ字を描くことになったという、珍しい橋梁です。

列車の運転席からみると、キレイなＳ字ラインになっているんですって

大原トンネル

飯田線最長（5,063メートル）となる“大原トンネル”通過中～

大嵐駅

トンネルを抜けると・・・

まだ秘境駅ではありませんが大嵐（おおぞれ）駅。

余談ですが～

駅票にもあるように、ここは浜松市「天竜区」。

秘境駅まで一歩手前に来ているというのに、なんと「行政区」なのです！

これも政令指定都市になるべく、かなり強引な市町村合併のなれの果て。

携帯の電波もちょっと怪しかったのに、「区」なんですよね。

・・・なんて、ひとり言でした～。

大嵐駅　駅舎

東京駅をモデルにした駅舎だというから、降りて見にいったのですけど。

言われてみれば、なんとなく「東京駅」･･･？

＜進行方向をみる＞

大嵐駅の見どころのひとつ、「2つのトンネルに挟まれている」駅。

＜後方をみる＞

ホームがすっぽり、トンネルに挟まれてます～

もうひとつの見どころは、「県境が近い駅」。

駅舎がある場所は先にちょっと愚痴ったようにｗ、静岡県浜松市天竜区。

停車時間がたったの10分でしたので、

佐久間のダム湖に架かる橋を、猛ダッシュで渡り切りましたっ

すると対岸は、愛知県豊根村の富山地区。

『県境マニア』の皆さんには、見逃せないポイントですよ

県境めざして猛ダッシュをしたので、ぜぇ～ぜぇ～息が切れてましたが、

ブレてない写真が撮れて、よかったよかった～

いよいよ次の停車駅は、

秘境駅ランキング堂々2位の「小和田駅」です！