笑いの基本はボケとツッコミ。
昨今のお笑いブームで大阪人ならずとも
もはや常識となってきた。
そんな中、槙田雄司の「一億総ツッコミ時代」を読む。
著者は実は芸人マキタスポーツとしても活動しており、なんとなくそのアーティストが歌いそうなことを歌うという「作曲モノマネ」の第一人者としても知られている。
マスコミの影響と2chツイッターの普及で一般人がプチ評論家になる時代、右にも左にも動けない閉塞感をブチ破るために、今こそ皆、「ボケ」に回ろうぜというのが本書の趣旨。
「ボケ」というのは言い換えると「突っ込まれる側の人」であり、また言い換えると評価される側の人、批判される側の人とも言い換えられる。何かを作って世に問うている人と言ってもいい。
僕も日頃からなるたけ批評する立場よりは批評される立場に立とうと思うのだが、例えばTVを見ていて、ふとなんの気もなく批判よりの言葉が口をついて出てしまうことがある。
そんな時は決まって自分がよく知らないジャンルの知らないことに対してだ。
自分がやったことがないので、リアリティが持てず、苦労や努力が分からないのだ。
だから自分が実際批判されるとすぐ凹む癖に不用意にそういうことが口に出てしまうんだろう。
自分のそういう部分は嫌でしょうがないので自分の興味ない分野も知ろうという努力は怠らないようにしている。
ただ僕も立場上、批評を求められることがある。
そしてどうしても否定的な言葉が出てきそうな物が目の前に出されるコトもある。
そんな時は一緒に物を作るようにしている。
なるたけツッコミに回らず一緒になってボケる、そんな感じか。
そんなスタンスのほうが人生楽しい気がする。
「100人いて99人の人が否定したらそのアイデアは成功する。」
という逆説的な明言もある。
批判するより、批判される側に回ろう。