JR九州が近年次々と新しい電車を導入して話題になっている。
例えば「あそぼーい」という電車は、社内の全てが子ども仕様。
中には遊具施設や、絵本の書棚まである。
座席も子どもサイズとそのお父さんお母さん様サイズの対になっていて
今最も座席のとれない列車の一つだという。
JR九州では、電車を「人を運ぶもの」という概念から「人を楽しませるもの、人を喜ばせるもの」という新たな価値を生み出すものに変えていきたいと考えているようだ。
そう考えると、今の時代、物の価値は、「其の物の機能や本来の目的」よりも「それを使う人や買う人ががどんな気持ちになるか」によって決まるといっていいだろう。
音楽でいえば「音楽そのものの質や技量」も大事だが「それを聞く人がどんな気持ちになるか」も重要だ。
昔はCDを買わないとクラスの話題についていけなかったりして、無料ダウンロードという概念もないから音楽を買うことになんら抵抗はないし、買うべき理由もたくさんあった。
今は完全に時代が変わってしまったので人が音楽を買うべき理由を僕たちミュージシャンはまた新たに生み出さなければいけない。
それは、ダウンロードを規制化するといった話とはまた違うベクトルの本当に今考えなければならないことだ。
日本古来からある塩麹が今ブームになったように、音楽もアイデア次第でまだやれるはずだ。
それがなにかはまだわからないんだけども。