落語では本題に入る前にちょっとしたイントロがある。
時事や時節に触れながらお客さんの反応を見ながら
その日のお客さんの気持ちをほぐして
本編に入っていく。
そのイントロのしゃべりを落語では「まくら」という。
逆にお客さんは「まくら」で期待を高めたり
この落語家さんは腕があるなと判断したりしているようだ。
今行ってみたいところが二つあって
一つは「ツタンカーメン展」
僕が始めて行った展覧会だったから
何十年も経った今どう感じるか知りたかったから。
もう一つは紀伊国屋新宿店ブックフェア
「ほんのまくら」
「ほんのまくら」は書き出しで選ぶ100冊という
サブタイトルにもあるようにこのブックフェア専用に
ブックカバーを作ってそこにはその本の書き出し
つまり「まくら」だけが書いてある。
その書き出しに惹かれたら
その本を手にとってみませんか
というブックフェアだ。
カバーからは書名も内容もわからない。
書き出しって確かに作家にとって重要な要素だし
そこに注目したブックフェアは前代未聞だろう。
本の新たな選び方として斬新だし
出版不況が叫ばれる中
販売店である書店が新たな価値を提示する。
素敵だ。
音楽のイントロもよく考えると大事で
視聴してイントロが良くなければ聞かれない
選ばれないこともある。
実際僕もイントロで聴くのをやめた曲が
後々凄くいい曲であることが分かって
後悔した覚えがある。
イントロやまくらは自分の感性を測るいい目安かもしれない。