クリエイティブのはなし。制約のはなし。 | Junear Official Blog

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もし右も左も分からない大砂漠に一人放り出されて

「何をやってもいいですよ」

と言われても誰しも困るだろう。

大抵の人はそういう状況になったら

水のあるオアシスを探し

そこを基準に住居を決めて

あまり遠くに行くのも危ないだろうから

オアシスを中心に自分のテリトリー決めて、

という風に生活していくのが普通だろう。

自由というのは実は不安で迷いやすいものだ。

制限や制約のない「なんでもやっていいよ」の世界ほど

不自由なものはないのだ。

制限や制約はクリエイティブの敵として捉えられることが多いが

実は制約を乗り越えようとする時にこそ創造性が働きやすい。

建築家の隈研吾は

「制約は宝」

という言葉で有名だが

予算も土地も無制限で逆には何も生まれないという。

急斜面に大きな建物を建てなければいけない

とか地元産の竹しか使えないといった状況の方が

創造性が湧くらしい。

音楽でいえば貧しいスラム街の黒人達が楽器を持っていないという制限から

レコードをこする、インストのレコードに言葉を載せる

というアイデアが生まれてその後HIP HOPに昇華していったように

一見弱点に思えたり大きな問題と思えることでも

それをその制限や問題自体をアイデアソースとして捉えれば

制限や制約があること自体が豊かだと思えるだろう。

音楽はテクノロジーの進化でなんでもできるようになっている

制限や制約がドンドン少なくなっている

クリエイティブな発想が産まれにくくなっているのは

そうしたことも起因しているのかもしれない。