仕事柄というか
当然というべきか
読む本のジャンルで一番多いのが
ボイストレーニング関連の本だ。
いわゆる専門書の類になると思うが
日本だけでもかなり大量に出版されているし
タイプも様々だ。
もちろんその中で信頼できる書籍もある。
ただ、そこには問題もある。
問題というよりもボイストレーニング自体の本質に関わることなのだろうが
声を出すアプローチの違いがあるのは理解出来るとしても
本によって言っていることが真逆なんてことがよくある。
それが顕著に現れるのが呼吸法だ。
少し読んでみたことがある人はピンとくるかもしれない。
例えば腹式呼吸に関してwikipediaで引いてみると判るが
そこには事実上統一見解は存在してない。
声楽やオペラの世界でさえ。
つまり絶対に正しい唯一の方法が存在していないのだ。
僕の歌の師匠は二人いらっしゃるが
二人の呼吸に関する見解は若干違う。
どうしたらいいのだろう。
当時僕も迷った。
しかし歌にとって最重要なのは呼吸なのである。
僕はどこかにあるんじゃないかと絶対唯一の方法を求めて本や情報を当たっていった。
結局色々やって行き着いたのは
唯一絶対ってのはどうやらなさそうで
その時その時で自分にとってベストと思えるものを取り入れればいいという考え。
あと健康関連の情報と似ていて、昔の常識が通用しないこともある。
昔は例えば鼻血が出たとき後頭部を叩きなさいなんて言われてたけど
今は絶対やっちゃダメだし
ボイストレーニングの分野でも似たようなことがある。
だから、今の自分の取り入れているものも絶対的と思わずに常に疑いながら
より良い方法があるんじゃないかと
思いながら常に探している。
ボイストレーニングは検証途中の仮説なのだ。
呼吸に関してはコレというものを実は
見つけているんだけどここではあえて
言わないでおこう。
変な誤解を与えたくないし
本当に当たって砕けて試すしかないから。