職業柄か音楽を聴く時に年をおうごとに
我を忘れて楽しむという音楽ファン目線がなくなってくる。
どうしても分析的に聴くし
何か自分に活かせるモノはないか
この表現はどうなっているのだろう
と考えてしまう。
という良くいえば研究熱心
悪くいうと純粋さを失ってしまう。
そんな時に純粋さを取り戻させてくれるのは
他分野の凄い人たちだ。
昨日も吉岡徳仁のイスを特集した本をずっと読んでいた。
吉岡徳仁は世界のデザイン賞を総ナメにしている
正に日本が誇るトップクリエイター。
ハニカム構造というちょうど蜂の巣のような六角形の集合体の素材で作られた
イスが有名だ。
ただ自分はイスデザイナーではないので細かい技術や
本当の意味でどう凄いのかは分かっていないのかもしれない。
でも、「ウワッ面白い!」とか「涙が出るほど美しい」と
感じる自分の素直な感情は正直に受け入れることにしている。
細かいことは分からないがカラダで五感で心で「何かいいな」
と感じる感覚。
その感覚がちょっと忘れかけている自分のファン目線
純粋に楽しむことを思い出させてくれる。
昔、先輩に
「受け手は"何かイイね"と言い続ける。
作り手は"なぜいいか"を考え続ける。」
というようなことを言われたのだけど
その受け手、作り手、双方二つの感覚は同時に持っていていいし
持っているべき必要な感覚なのだと思う。