斜陽 | 虹の夢

虹の夢

虹を見つけたら詩を書いています






雨の降らないという街で
眠りから目覚めたら
現れた虹に


そろそろ行くよ

という声で
呼ばれた気がした





似ている姿に 
浮かぶ面影


思い出す

あなたのいない日々を今も
歩き続けていること



思い出す


一緒に見た空
 並んで歩いた道


そしてまた歩き出す



続いていく 
終わりと始まり

この星で見つけた希望



揺れる花
雲間から差し込んだ光


あの風に揺れる木のように
優しく生きたい

今もまだ感じる




あの夕暮れとともに
還っていった

遠い海で



今度は
また違う誰かを
笑顔にしてあげてね

この星のどこかで



あなたは教えてくれた
笑うことを



あの日の飛行機雲
あの場所に 
新たに芽吹いた花



この星に生まれた
私とあなたという
小さな世界



あの日々が

今もこの心を灯す
希望の七色


夢にまで
会いに来てくれて
ありがとう




夕凪が
花柄のリボンを連れ去っていった



思い出は
目に見えなくても
手に取れなくても

心に



そう
あなたが
言っている様な気がした



あれから手にした
夢のかけらを

あなたにも見せたい



その時は
あなたの私の

旅の物語の続きを



また逢える
その日まで












🌈





🌷🌷🌷