たまたま見ていたYouTube関連動画で目にとまった。

日本在住のフランス人男性の動画。

 

『日本に来てから夏という季節の見方が変わった』

 

蚊取り線香の香り

 ひぐらしの鳴き声

 入道雲...

 むせかえるような夏の暑さ

 

 日本の夏はなぜか涙が出る。」

 

よく分かる。

夏の終わりが切ないものという事は日本人にとっては周知の事実。

感じ方の大きさは人それぞれだろうけど。

 

それをフランス人の彼が感じて動画にしている。

日本人の私が共感している。

 

彼はフランス在住時はそんな風に感じなかったそうな。

夏は楽しいもの

それだけだったとか。

 

育った環境や食べ物文化がこんなにも違うのに、共感できるということ。

この感情は日本に来るとおきる?世界共通なのか?と思う程舞い上がった。

 

不思議だなの感情と共感の喜びに何だかごちゃまぜになった。

不思議だけど、この素晴らしい共感に幸せな気持ちになった。

 

そして、

コメントから多くの日本人の共感の声も見れた。とても具体的に。

大人になったらこうゆう事を具体的に長々とは語らない。

でもコメント欄には、沢山の人の夏への思いや、季節の移り変わりを愛おしむ声。

本当に素敵だった。

 

フランス人の方の感性と動画から、日本人の心や世界観が広がっていた。

 

 

そして。。。

美しいものを見ると、切ない気持ちになるって何なんだろう。

ギューギューと胸の奥がしめつけられるような。

 

ちなみに個人的に、

乾いた空気の広がる石の大地や、枯れ草が広がる場所、濃くて青い空。

それが違う国の景色だったりして、不思議でならないけど、

とても懐かしく、いとおしく、必要としていると感じる。

 

きっとその国それぞれの素晴らしい風情があって、

それをどんな風に感じて、好きだったり嫌いだったり、国や文化は関係ないのか。

皆が持ってる人間の感情の一つか。

 

例えば、風が気持ち良いとか、木陰が好きとか

雨の臭いや音が好きとか。

海外の映画やドラマでもよく見聞きするし、共感できる人がいる事なんだと思う。

 

でも景色やその瞬間の風情から感じる切ない気持ちって、何なんだろう。。。

時が止まらない、子供の頃の気持ちが懐かしいけど、二度と取り戻せない、切なさなのか…

人生は一度きり。この美しい瞬間は数少なく、儚さなのか…

 

どこかの凄い人は研究していたりするのかな。

「香りや景色で感じる切なさの行方」とか。切なさの行方…なんじゃそら。

「国や文化によって感じる懐かしく切ない心の正体」…よくわからん。

誰か教えてほしい。

 

日々の慌ただしさにかまけて、こうゆう話題って全然しないな。

酔って世界がよく分からなくなった時か、

育った環境が同じ幼馴染との会話で時々、

『あーそれ、分かる』

とやり取りする位。

 

もっと大切にして、話して、分かち合うべきなんどろうな。

古人や偉人のように俳句にまでしたためるとまではいかないにしても

 

季節の移り変わりを楽しむ気持ち

大切にしたい。