飯城「そこに!!!・・・本当の愛はあるのかよ・・・」
鮫島「・・・」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
mixi消防団に入って三年。
いや、活動期間は一年と七ヶ月。
オレは団長に上り詰めていた。
オレの周りに起きたある事件がきっかけで、
オレは燃えた。
消防士なのに燃えた。
オレは見事に火消しに徹していた。
火の元を探す手はこうだ。
まず、恋愛コミュニティに入っているカップルを見つけ、
そのつぶやきを監視し、
「大好き」や「愛してる」や
「今ここでつながりたい」、「1万年と2千年前から」
などの彼氏彼女からのコメント、つぶやきを見つけ次第、
『おい、やめろ』や、『mixiでいちゃつくな』
『リア充爆発しろwww』
などのコメントをしていく。
わけではない。
恋人関係にとって、一番亀裂が入るのは
相手に対する信頼が欠けることだ。
つまり、男の所には女の、
女のところには男のコメントをする。
「この前ありがとー」
これだけで良い。
相手に「この女(男)だれ?!」と思わせれば
作戦は成功だ。
もちろん、プロフィールも友人以外に非公開設定にすれば
バレることはなく、怪しさが倍増する。
それを行うのが、
三人しかいない
mixi消防団工作員の川相と倉長だ。
川相は同い年の男で、mixiで知り合った仲。
面白いことが好きらしく、
これも「面白そうだから」という理由でやっているらしい。
こちらとしては不本意なところでもある。
倉長さんは、オレがまだ自らの手で
作戦を遂行していた時に
初めて「ワタシもやりたい!!」と言ってきた人だ。
どーやら、コミュニティに
オレの作戦用複アカウントを見つけて
メッセージを送ってきたと言っていた。
その行動力で、今やオレをも凌ぐ火消し作業を行っている。
おっと、、、
説明をしていたら、
また、Koji.TとNoriko.Aの二人が
いちゃいちゃしてやがる。
「川相、出番だ!」とメッセージ送信と!!
よし、オレもより一層の見回り強化をしないとな!!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
都内某所。
鈴木「おーい!さめじまぁー!!」
鮫島「はいー!」
オレの名前は鮫島航貴、22歳。
ごく普通の人生を歩み、
ごく普通の会社に勤めようと思ったら、
まさか、C級週刊紙の下っ端になるとは思わなかった。
オレは今まで部活のサッカーでも中心選手、
高校だが生徒会長もやって、
みんなには!EJ!とかゴリラ!!とか
言われてきた。
そんなオレがまさか、
こんなワケわかんねー会社に勤めるとは
ホントに不況ってのは怖いもんだと思っていた。
そして、回ってくるのもこんな下らない仕事ばがりだ。
鈴木「鮫島、お前、mixiって知ってるか?」
鮫島「え、ええ。名前は知ってますけどやってはないですね。」
鈴木「じゃあ、今からmixiやって、コイツらに接触しろ。」
鮫島「『mixi消防団』・・・なんすか?これ?」
鈴木「カップルがmixiでいちゃつくのを防止するためだかなんだか、
『火消しだ!』なんつって、しまいにゃ、恋人を破局させたりする巷じゃ噂のグループだよ。」
鮫島「へぇ・・・で、なんでこれをオレが?」
鈴木「ここがC級週刊紙で、お前がC級ライターだからだよ。」
鮫島「w僕はC級じゃないっすよ、A級です。」
鈴木「ゴチャゴチャ言ってねーで早くやれ!!!バカヤロー!!!」
鮫島「は、はい!」
デスクに戻る鮫島、、、
鈴木「ったくよー、G級の新人が仕事回してもらえるだけ有り難いと思いやがれってんだよ。」
そー言いながら、顔が緩んでくるのを
鈴木は止めることは出来なかった・・・
(フッw昔のオレにそっくりだぜ・・・ww)
(鮫島、てめーはこんなところにいつまでも居ねぇで、もっとビッグになれよ・・・)
そんな鈴木の気持ちを知る由もない鮫島は
ぶつぶつ文句を言いながらパソコンに向かうのであった。
鮫島「えっと、mixiって、これ自分のアドレスじゃまずいかな?・・・」
続く―――――――
鮫島「・・・」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
mixi消防団に入って三年。
いや、活動期間は一年と七ヶ月。
オレは団長に上り詰めていた。
オレの周りに起きたある事件がきっかけで、
オレは燃えた。
消防士なのに燃えた。
オレは見事に火消しに徹していた。
火の元を探す手はこうだ。
まず、恋愛コミュニティに入っているカップルを見つけ、
そのつぶやきを監視し、
「大好き」や「愛してる」や
「今ここでつながりたい」、「1万年と2千年前から」
などの彼氏彼女からのコメント、つぶやきを見つけ次第、
『おい、やめろ』や、『mixiでいちゃつくな』
『リア充爆発しろwww』
などのコメントをしていく。
わけではない。
恋人関係にとって、一番亀裂が入るのは
相手に対する信頼が欠けることだ。
つまり、男の所には女の、
女のところには男のコメントをする。
「この前ありがとー」
これだけで良い。
相手に「この女(男)だれ?!」と思わせれば
作戦は成功だ。
もちろん、プロフィールも友人以外に非公開設定にすれば
バレることはなく、怪しさが倍増する。
それを行うのが、
三人しかいない
mixi消防団工作員の川相と倉長だ。
川相は同い年の男で、mixiで知り合った仲。
面白いことが好きらしく、
これも「面白そうだから」という理由でやっているらしい。
こちらとしては不本意なところでもある。
倉長さんは、オレがまだ自らの手で
作戦を遂行していた時に
初めて「ワタシもやりたい!!」と言ってきた人だ。
どーやら、コミュニティに
オレの作戦用複アカウントを見つけて
メッセージを送ってきたと言っていた。
その行動力で、今やオレをも凌ぐ火消し作業を行っている。
おっと、、、
説明をしていたら、
また、Koji.TとNoriko.Aの二人が
いちゃいちゃしてやがる。
「川相、出番だ!」とメッセージ送信と!!
よし、オレもより一層の見回り強化をしないとな!!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
都内某所。
鈴木「おーい!さめじまぁー!!」
鮫島「はいー!」
オレの名前は鮫島航貴、22歳。
ごく普通の人生を歩み、
ごく普通の会社に勤めようと思ったら、
まさか、C級週刊紙の下っ端になるとは思わなかった。
オレは今まで部活のサッカーでも中心選手、
高校だが生徒会長もやって、
みんなには!EJ!とかゴリラ!!とか
言われてきた。
そんなオレがまさか、
こんなワケわかんねー会社に勤めるとは
ホントに不況ってのは怖いもんだと思っていた。
そして、回ってくるのもこんな下らない仕事ばがりだ。
鈴木「鮫島、お前、mixiって知ってるか?」
鮫島「え、ええ。名前は知ってますけどやってはないですね。」
鈴木「じゃあ、今からmixiやって、コイツらに接触しろ。」
鮫島「『mixi消防団』・・・なんすか?これ?」
鈴木「カップルがmixiでいちゃつくのを防止するためだかなんだか、
『火消しだ!』なんつって、しまいにゃ、恋人を破局させたりする巷じゃ噂のグループだよ。」
鮫島「へぇ・・・で、なんでこれをオレが?」
鈴木「ここがC級週刊紙で、お前がC級ライターだからだよ。」
鮫島「w僕はC級じゃないっすよ、A級です。」
鈴木「ゴチャゴチャ言ってねーで早くやれ!!!バカヤロー!!!」
鮫島「は、はい!」
デスクに戻る鮫島、、、
鈴木「ったくよー、G級の新人が仕事回してもらえるだけ有り難いと思いやがれってんだよ。」
そー言いながら、顔が緩んでくるのを
鈴木は止めることは出来なかった・・・
(フッw昔のオレにそっくりだぜ・・・ww)
(鮫島、てめーはこんなところにいつまでも居ねぇで、もっとビッグになれよ・・・)
そんな鈴木の気持ちを知る由もない鮫島は
ぶつぶつ文句を言いながらパソコンに向かうのであった。
鮫島「えっと、mixiって、これ自分のアドレスじゃまずいかな?・・・」
続く―――――――