君がうちに来たのは、
新年の幕開けまもない
寒い寒い真冬のこと
ダブルコートの先代くんですら
きっと寒かったお土地柄
猟犬特有の
豚毛のような短毛の君は
そりゃあ寒かったと思う
雪の日は、夕方から玄関に入り
9時5時の番犬の職務に励む
二食、1日2回の散歩つき
猟犬からの転職は、
楽だったのか
退屈だったのかわからない
なんと!
翌年から、雪の舞う頃
ふわふわの産毛が生え
短毛は、ちょっとだけ長くなった
自然に適応できる
生命の神秘に驚いた
けれど、やっぱり
君の勤務は9時5時のまま
玄関で
高らかにイビキをかきながら
すやすやと眠る君が
あまりに可愛いくて
仕方なかったから