病院到着。
レビュー通り、手際のいい看護師と
先生。敬語なしのサバサバした
おじいちゃん先生。
『熱だけなの?今日から?
抗原検査のキットもあと少ししか
ないんだよね!じゃ、早速やるよ。
お鼻ちょっと痛いよ。
すぐ終わるから我慢よ!』
次女は一瞬泣いたけど、すぐ泣き止んだ。
インフルエンザも調べてほしい。
と、頼んだ。コロナに感染してないと
思い込んでいた。
ただ会社への証明に。
と、思っていた。
直近のPCR検査で、2/2に次女の陰性
2/7に私の陰性を確認していた。
『インフルエンザの検査も鼻やぁ。
痛いでぇ。ホンマにしたいんなら
するけどもやなぁ』
と、言いながら検査開始。
抗原検査のキットをチラッと見た
先生が言った。
『お母さん、陽性や。
娘ちゃん、陽性になったわ。
もう、結果出てる。
コロナ感染してるわ。
すぐにマスク戻して。』
一瞬だった。ほんの数分で結果が出た。
おもわず、検査キットに近寄ってしまった。
そこには2本の赤い線がくっきり
『ホンマや。うそやん。
信じられへんわ!!』
って、叫んでしまった。
看護師と先生はすぐに一定の距離を
とった。
次女は無言だった。小さな体から、
心配そうな感情が溢れていた。
『大丈夫だよー』って何度も言って、
背中をさすった。
『あのな、お母さん。
わしらは保健所へ陽性の届出をするしか
出来ひんのや。あとは、保健所の指示
に従う事になるんやけど、
保健所の連絡くるの遅いと思うで。
お母さん、家族の隔離とか
他にも色々、ネットで情報集めて
自分で方法を見つけていくしかない
と思うで。
コロナの薬はないから、解熱剤
咳止め、整腸剤をうまく使っていくんやで。
お母さんが方向性を決めて
それに沿ってやっていくんやで。』
先生は教えてくれた。
会計待ちの時、涙が溢れた。
パニックだった。
『インフルエンザは陰性やったわ。
お大事になぁ。』
私も検査してほしいと伝えたが、
検査キットは残りわずかやから
無症状の方の検査はできないんや
と断られた。