そこにいたのは、山田くん。
「え、ああ。どうぞ。」
お局の周りも空いていたのに、どうして!
嬉しい、でも、目を付けられるよ!
頭の中で叫びつつも、隣合わせ。緊張したけれど…やっぱり会話は尽きなくて。楽しくて。
バスでは一緒にお酒を飲んで。
自由時間も他に二、三人いるけれど、一緒。
ちょっと酔ってしんどい私に、
「もたれかかって、寝てもいいよ。」
と、笑う彼。
バスを降りるときは、さりげなく私の荷物も持ってくれた。
趣味やプライベートの話をたくさんして。
ずっとずっと、楽しくて。
この時間がずっと続いてほしくて。
でも、終わってしまった。
私。
私。
やっぱり好きだ。
このまま、終わりたくない。
二度目のデートがないのは、終わりと一緒かもしれない。でも………。
でも、やっぱり。
これが、最後だ。
きっと、これが最後だから。
私は……変わりたい!
変わるんだ!
彼が帰る後ろ姿を見て、私は決意した。
言い訳しない。
私は変わろうと。
変われると。