今日は『「女の気持ち」と「男の気持ち」~宿命的な違いを探る』というシリーズの3回目。
ここまでは女と男がそれぞれ「身支度にかける時間の違い」から、男女の価値観の差を
探ってきました
その結果、私がたどり着いたのは
女性は男性より「自分の身支度に手間と時間をたっぷりかける」こと。
そして、それと同じように恋愛関係になった男性には、「ふたりの関係に手間と時間をたっぷりかけてもらいたい」ということでした。
※ここまでの内容を初めから読んでみたい方は、以下のリンクをご覧ください
第2回 「女が男に求めるもの」と「男が女に求めるもの」……その違い発見!
それなのに男のほうは……身支度だって、恋だって、なるべく手早くパパッと済ませてしまうのが理想――そんな価値観を持っているのかもしれない……これが私の仮説です。
つまり、女と男の心がすれ違う要因は「時間に対する価値観の差」から発生しているのかもしれないと思うのです。
たとえば、ランチタイム。
女同士で昼食に行くとしたら、多くの女性陣に人気なのは、サラダとパスタとデザートの三品くらいが別々に出てくるようなお店。
ところが男が昼時に集っているところといえば、注文してから5分もすれば料理が出てくる立ち食いソバやラーメン屋。
女はランチにも「時間をかける」ことを好みますが、男は時間をかけたがりません。
では、ランチのあとに、フラッと本屋に立ち寄ったとしましょう。
そこで、女たちが思わず手に取ってしまうのは、凝りに凝った「キャラ弁の作り方」の本だったり、「今シーズンの着こなしのポイント」が詰まっているファッション誌だったり、ていねいな暮らしのお手本みたいな素敵な部屋が満載のインテリア本だったりします。
でも、男たちの目が引き寄せられるのは「生産性を上げる働き方」とか「効率アップを助けるハック100」とか「人生を無駄にしない方法」といったタイトルが目を引くビジネス本。
自分の趣味の本に目が向く男もいるでしょう。
けれども、思わず女が見とれてしまうような「手間」と「時間」がかかる料理やファッション、手仕事などに興味を持つ人は大多数ではないはずです。
どうでしょう? 時間に対する男女の価値観の違い、いろんなところに見えてきたでしょう?
要するに男は「手間暇」なんていうものを女ほど大切に思っていないのです。
彼の至上命題は、なんでもパパッと済ませること。
何しろ、普段の彼らは、パパッと済ませることが「よし」とされる世界に生きています。
学生時代から「グズグズすんな」と先輩に怒られます。
社会に出れば「もっと効率を上げろ!」と上からプレッシャーをかけられどおし。
こういう世界にいれば「手間暇」なんていうものは、頭から消えてしまっても仕方がありません。
もちろん、女だって部活や会社では効率的に動くように指示を受けます。
でも、そのいっぽうで、社会が女に与えるのは「女子力」などと言われる圧力。
オシャレや家事やセンスアップを手抜きせず、いろんなことに手間と暇をかけることこそ、素敵女子。つまり女は、男のような「効率至上主義」とは全く違う世界に生きることを求めてられているわけです。
……さて、いよいよ次回は、女と男の「時間の価値観の違い」が恋のシーンにどんな影響を与えているのか、恋愛における男女の気持ちのすれ違いを考えていこうと思います
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