昨日から、『「女の気持ち」と「男の気持ち」~宿命的な違いを探る』というシリーズを書き始めました。
今日はその続きです。
※第一回目の記事は以下のリンクからご覧いただけます
まず、昨日の話を簡単に振り返りますね。
男と女の違いとして分かりやすいのは身支度の違いです。
男性は基本シンプル。女性のほうが明らかに身支度に時間をかけていますよね。
もちろん、個人差はあります。でも、男の身支度がチャチャッとできるのに対して、女の身支度は「手間」と「時間」がいっそうかかっているのが一般的なはず。
なにしろ普通の男は朝のメイクがありません。
ネイルのケアとか、まとめ髪とか、「スカート・パンツのどっちにするか?」といった選択とか、そんなものもありません。
ここから男女の違いが見えてきます。それは「身支度にどれだけ時間をかけるか」という差です。
◆女の気持ちと男の気持ちがすれ違うのは……「時間」に対する価値観が違うから
さて、身支度の話を例にして、男女の普段の違いを見てきたわけですが、昨日もお話した通り、「女が男に求めるもの」も「男が女に求めるもの」も彼らの身支度に表れていると私は思うのです。
では、まず、女が求めるものから考えていきましょう。
先に結論を言ってしまうと……女が男に求めるものは「手間暇」ではないでしょうか。
たとえば、ロマンティックなデートの演出。
手のこんだディナーを一緒に味わう夜。
さまざまなことを語らい二人で過ごすとき。
時間をかけた全身へのていねいな愛撫。
そして、コトを終えたあとの余韻……
女にとって「私は愛されている」と実感できることって、どれもこれも時間のかかることです。
これらのうちのどれにしても、男が「サッと済ませる」ようなことをすれば……たぶん女はガッカリしますよね。
つまり、彼女たちが男に求めているのは「手間と時間をかけてもらうこと」。
それって、まさに彼女たちの身支度と同じです!
いっぽう、男が女に求めるものも、彼らの身支度に表れています。
こちらは「男の不満」を考えてみれば分かります。
男って、女のことを「とにかく、いろんなことが長い」と思いがち。
まずは話が長い(要点をまとめてくれ!)、
朝の支度が長い(おいおい、早くしてくれよ、車止めてるんだから……)、
サッと気が利かない(もうちょっとパッと察してくれないかな……)、
しつこい(その話、このまえ聞いたし、もう分かったよ!)、
――といった具合です。
もう分かりますよね。
女が求めているのは、「自分との関係に手間と時間をたっぷりかけてもらうこと」なのに、男のほうは「なるべく時間を短縮してもらうこと」を女に求めているわけです。
どうしてでしょう?
これは彼らが「効率の良さ」こそ最大の価値である世界に生きているから……そう考えると納得がいくような気がします。
……次回は、男女の日常生活の違いを見ながら、「男に刷り込まれている価値観」を見ていきますね。
「男ってどうして、ああなのかしら……」と女が嘆きたくなる理由の根元が見えてくるはず。お楽しみに
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