投資をしていると、どうしても襲ってくる感情があります。
それが、FOMO(Fear of Missing Out)乗り遅れる恐怖です。
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自分が持ってない銘柄が急騰、SNSで爆益報告、ストップ高連発、まだ初動という言葉など。
こういうのを見ると、冷静ではいられなくなります。そして気づくと、「今買わないと一生後悔するかも」という気持ちになっている。
でも、投資で一番危険なのは、この瞬間だと思います。
FOMO中は自分の判断が消えます。
本来なら、業績、バリュエーション、財務、ROIC、成長持続性を見て判断するはずなのに、FOMO状態だと全部飛んでしまいます。
代わりに頭の中を支配するのは、みんな儲かってる、自分だけ乗れてない、今買わないと置いていかれるという焦りです。つまり、分析ではなく感情で買ってしまうのです
特にSNSはFOMOを増幅させます。
タイムラインを見ると、「資産+500万」 「テンバガー確定」 「まだ時価総額小さい」 「機関の空売り踏み上げ」みたいな情報が大量に流れてきます。しかも、上がってる時は全員天才に見える。
でも実際には、高値掴みしてる人、利確できない人、裏で大損してる人もかなりいます。ただ、そういう投稿はあまり表に出ないだけです。だから、自分だけ置いていかれているように錯覚するのです。
一番危険なのは焦ってルールを変えることです。
例えば本来、高ROIC企業を長期保有、割安成長株中心、分散投資というルールだったのに、急騰株を見ると、やっぱテーマ株やるべきか…となります。でも、途中で投資スタイルを変えると大体うまくいかない。
なぜなら、そのスタイルを深く理解していないから。
実際、FOMO買いはタイミングが遅いことが多いものです。天井掴み、高値掴み、決算被弾になりやすいです。特にSNSで盛り上がり始めた頃って、実は後半戦なことも多いです。
最近の自分のFOMO対策を以下に述べます。
① たい焼きの頭と尻尾はくれてやれ
昔は、全部の上昇を取りたいと思っていました。
でも今は、全部取るのは無理と割り切っています。
② SNSを見すぎない
特に含み益報告を見続けると、メンタルが崩れる。
なので最近は、相場が荒れてる時や急騰銘柄が多い時ほどSNSを見る時間を減らしています。
③ 「自分の得意パターン」に戻る。
自分の場合は、財務、ROIC、キャッシュフロー、長期成長を軸にしたテクニカル分析の方が、精神的にも安定します。逆に、短期テーマ株を追い始めるとブレやすい。
④ 現金比率を持つ
全部突っ込んでいると、焦りやすい。現金があると、次のチャンスを待てるので、精神的にかなり楽になります。投資で大事なのは自分を崩さないことです。
まとめますと、FOMOって、結局は他人のリターンを見て、自分を見失うことが原因だと思います。
でも投資って、本来は他人との勝負じゃない。
自分のリスク許容度、自分のメンタル、自分の生活に合っているかの方が重要です。
FOMOはなくならない。でも、FOMOに支配されないことはできます。それだけでも、投資はかなり楽になります。
※本記事は個人の経験・考えに基づくものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
