シンガポールにおける培養肉の普及、導入へのステップがまた進みました。


数年前に製造、販売の許可を得て一時はその生産をストップしたとも報じられましたが、この度培養肉を開発、製造するGOODMEATが、提携する肉料理レストラン、ハーバーズブッチャーズ系列の小売店にて培養肉を含有した冷凍商品を販売、とのことです。

シンガポールで培養肉を使用した冷凍食品導入へ




しかしながら、その商品に含まれる培養肉の割合は、3%程度。


大半はプラントベースの材料で作られるそうです。


3%…入ってるか入ってないか、分からないレベルかもしれない。ですが、培養肉というものが、さらに一般消費者とより近くなったのではないでしょうか?


2025大阪万博でも、研究チームが培養肉の展覧、試食の実現へ向けて段階を進めるそうです。


この10年程度でプラントベース業界は大きく拡大して消費者の認知を得ました。健康志向の高まりもあり、牛乳や肉に対して疑問をもつ、あるいはそれらから離れる人も増えてきました。


プラントベースの延長上が培養肉ではありません。

むしろ全く異なる存在とも言えるでしょう。


しかし、消費主義と化した世界の畜産業、動物消費産業が環境に与える負担は地球にとって深刻です。


人が肉を食べなくなる世界…


そんな未来はけっこう、現実的なんじゃないかな、と思ったりする。