■国債投資の本来のデメリットとは?

国債のデメリットは、途中解約にあるといっていいだろう。

基本的に満期まで国債を所持し続ければ、元本と金利についてはほぼ確実に保証されるといっていい。

しかしもし途中解約をしてしまった場合には、所持をしていた期間によっては元本割れを起こしてしまう可能性もあるので注意が必要だ。

似たような投資の方法として、定期預金がある。定期預金の場合も、あらかじめ設定された満期まで預け入れをしたお金を塩漬けにすることになる。

そしてもしも途中解約をした場合には、それなりのペナルティーが科せられることになる。

しかし定期預金の場合、多少の利益が目減りをしてしまったりするリスクはあるが、元本割れを起こすことはまずない。

国債の場合には、途中解約はさらに厳しいリスクが待っているということをあらかじめ理解しておくべきである。

よってもし個人投資家が国債を購入するときには、満期がどの種類のものをいくら購入するかということに慎重でないといけない。

できれば、余剰資金を使って投資をし、別に国債を購入しても、生活費には深刻な影響が出ない範囲で購入することをお勧めする。

目安としては、国債を購入したお金を、そのままの状態で5年程度塩漬けにしても生活に差しさわりがないかどうかで判断をするといいだろう。

また国債は、マーケットで売ることも可能ではある。

この時マーケットの動向によっては額面以上の価格で売却することができる場合もある。

この場合には、国債を売って利益をあげることも可能である。

しかしその逆もありうる。つまり国債はマーケットでは時価、つまり額面とは全く関係ない基準で取引されている。

よって売り時を誤ると、額面よりも安い価格で売ることになってしまい、損失を計上する可能性もある。

国債のマーケットにおける扱いであるが、基本的にはおおきな値動きの変動というのは見られにくい。

株式の価格と比較をすると、その値動きははるかに小さいのが一般的だ。
国債が評価される理由の一つに、株式投資などと比較すると満期償還の時に元本が返ってこないリスクが低いということがよく紹介されている。

しかしここで注意をしてもらいたいのは、あくまでも「リスクが低い」ということである。

決して「元本が返ってこない可能性はゼロである」とは言っていない。

確かにほかの国の国債と比較してみても、日本の国債はお金の回収ができないデフォルトの発生する確率は極めて低いということはできる。

しかし性快適な金融危機が発生をしていることもあって、今後は今までの常識が通用しない可能性も否定できない。


次回に続きます。