■国債とは?

日本の財政が語られるときに、国債の発行額についてよくニュースなどでかたられることがある。そもそも国債とは、どういったものを指すのだろうか?

国がいろいろな政策もしくは、事業を推進するとする。この場合、お金がどうしても必要となる。

資金を調達するときに、ほかから借入を行うこともできる。

この時の借入証書という形で発行されている債券のことを国債という風に呼ぶ。

つまり国債を所持しているということは、その投資家が国にお金を貸し出していることの証拠ということになる。

国債は、一定の期間借入を行う。そして満期がやってくるときには、債券に記載されている元本を返済する。

加えて国は投資家に対して利子も付けて返済をすることになる。ちなみに償還期間、すなわち国債の満期にはいくつかの種類に分類することができる。

短期国債と呼ばれる1年以内に満期が訪れる国債もある。

また2~4年程度で満期が訪れる中期国債や、5~10年程度が償還期間として設定されている長期国債もある。

しかし中には満期が国債を購入してから10年以上も余裕のある、超長期国債という種類の国債も発行されている。

現在発行されている国債を見た場合に、最も多く発行されているのは長期から超長期国債と呼ばれるもので、償還期間が10年以上のものが市場に出回っている国債の大半と思っていただいていい。

ちなみに国債は一見、国と投資家との間のみに成り立っている関係のように思われる。

しかし国債はほかの経済の分野にも多大なる影響力を有している。

例えば、国債には利子がつくが、この利回りをどう設定するかによって、銀行の貸出金利や住宅ローン金利が影響をされる面を持っている。

このため国債の金利の動向が、国の経済の動向を大きく左右することもあれば、一方で現在の経済情勢を国債の利回りが象徴しているともいえる。

国債には大きく分けて2つの種類が現在、発行されている。まずは赤字国債である。

通常国の収入は税収によるところが大きい。通常は税収を元手にして予算を組んでいくものである。

しかしどうしても予算で必要な資金を税収などの収入だけでは賄えない場合もある。

この場合に赤字国債を発行して不足分を補うのである。もう一つは建設国債である。

建設国債は、橋や道路といった建設関係のものを作るときの資産に限定をして発行される国債である。

現在、日本の国債が問題視されている。

それは、国債の発行額があまりに大きくなっており、いずれは財政が破たんするのではないかという懸念があるからである。

次回に続きます。