■なぜ今日本の財形投資は駄目なのか?

経済成長低迷は、かれこれ20年近く続いています。

団塊世代の子らが、結婚しないので、人口減少も続いています。

そうなれば、銀行の預金も減ってきます。

マイホーム取得のため、学資のため、お金を貯めようとか、思わなくなるからです。

そういう中で、大きな会社の多くの社員が、給与から天引きで確実に預けてくれて、下ろしにくいとなると、財形投資は銀行にとって、おいしいのです。

だから、入社した時、財形に半ば強制で入れられる場合すら、あるようです。

会社も、銀行とは完全に協力関係にありますものね。

また、政府は銀行を倒産させないように、これでもか!というくらい躍起になっています。

そのため、税制を優遇したり、金利を低くして、企業が融資を受けやすくしたりしています。

銀行と多くの企業は、持ちつ持たれずなので、政府も破綻させないよう必死なのです。

その影響で、一般の人が預金しても、利息がほとんどありません。

結局割りを食うのは庶民なんですね。

利息は、バブル崩壊前と比べると、悲しいくらい少ないです。

不景気故の倒産で、気をつけておかないといけないのは、財形貯蓄と社内預金を区別して考えるという点。

財形貯蓄は銀行預金と同じリスク。

会社が倒産しても無事です。

が、後者は倒産すると無くなる恐れがあります。

混同しないようにしましょう。この財形貯蓄。

いにしえの昭和の時代、会社が社員の面倒を見る意味合いが強かったのに対して、今は、銀行の貴重な預金集めになっています。

意外と財形融資を使わない人が多いのですよ。

そういう事情をかんがみると、発展性がなさそうな気がします。

証拠に、一部上場企業でも、財形の制度がないところが増えてきました。

ただ、お金があったらあっただけ使ってしまう、自力だとなかなか貯金できない・自制が利かない人の場合は、財形貯蓄は無難そうな気がします。

財形にしたら利息が良くなるとかは、残念ながら、わずかしかありません。

普通預金や貯蓄預金とさほど変わらないのが、実情です。

得になるのは、住宅ローンが低利で借りられる、報奨金が財形は毎月数%はつきます。

今の日本全体が低金利なのだから、そう、おいしい話はないですが、元本削れる、といったリスクが容認できるなら、もっと利回りの良い運用先は、幾らでもあるでしょう。

それよりも、持ち株会の制度で、何%か会社が上乗せ負担してくれるのもあります。

会社が発展していて、株価の値上がりがあればおいしいですが、会社がこけたら損なので、不景気の今は、おすすめできません。



次回に続きます。