■財形投資の本来のデメリットとは?

年金財形と個人年金保険はどちらが得になるかは、個別のケースによります。

財形年金と個人年金保険を、徹底比較して、メリットだけでなく、デメリットをもチェックしなければなりません。

財形年金のメリットは、何といっても、給料から自動的に引かれるので、確実に貯蓄できる点。

この年金財形、財形住宅と二つを合わせて550万円まで非課税扱。

将来受け取る年金も非課税。途中解約でも元本割れなし。

と、メリットづくめのような、印象を受けてしまいます。

が、デメリットは、加入資格です。満55歳未満の勤労者であり、1人1金融機関までなのです。

また、目的以外の払出しは、解約扱で課税されます。

一方で、個人年金保険メリットは、商品のタイプが多くの選択肢から自由に選べて、必要な保険を選んで加入できる点。

それに、個人年金保険料控除が受けられます。

デメリットは、年金を受取ると、雑所得として課税される点でしょう。

万一途中解約すれば、相当に長期間積立をしていなければ、元本割れを起こします。

住宅財形にも、デメリットがあります。マイホーム購入以外の目的では、原則的に下ろせません。

利息も、少し高めなだけで、あまり普通の銀行に預けるのとたいして変わりません。

それに、引き出しにくかったりとか、不便でよくわからない印象を受ける貯蓄方法です。

そんなデメリットを挙げてみると、裏事情が、おぼろげながら見えてくるような、気がします。

銀行側としては、お金を少しでも集めたいわけです。

メガバンクは、規模ウン兆円とか、喧伝していますね。

また、規模が大きければ、倒産しない気がして、安心感が、一般の人には、植え付けられます。

銀行員のノルマがきついとか、親戚の銀行に就職した子のために、口座を作って、協力してあげる。

なんて話は、良く聞く話です。だから、なんだかんだ理由をつけて、引き出しにくい口座を作られる。

というのは、きわめておいしい話です。

また、企業のほうも、銀行から、融資を受けたり、口座でお金を管理してもらったりしています。

なので、社員も協力して、口座を増やしてお金を積み立てていくのは、恩義なのかもしれません。

そう、持ちつ持たれつ、ずぶずぶな関係なのです。

その、いわば術中にはまってしまうのは、面白くないとは、思いませんか?

得なように見せかけて、自己裁量になるはずの、お金を、お預けにされるのですよ。

そう考えると、少しでも有効な、資産運用を考えたほうが、いいのかもしれません。


次回に続きます。