リビングにいるのび太のところにババアがやってきた。
手には整形外科の薬(痛み止め)。
面倒なので箇条書きにします。
バ…痛み止めを飲むとふらつく。
の…前から飲んでる薬なので関係ない。
バ…でも、これを飲むとふらつく。(そこで少しよろめく)
の…薬は関係ない。血圧は?
バ…最近、血圧が高い。
の…じゃあ、○○内科(かかりつけ医)に行けばいい。
バ…今度、12日に行くからその時に言えばいいのね。でも、これ以上、強い薬は出せないと言われている。
の…総合病院の内科に行ってもいい。ふらつきは耳鼻科や脳かもしれないから、そっちへ行けば?
バ…耳鼻科は行ったのよ?
の…いつ行ったん?なんで行ったん?
バ…2〜3ヶ月前。耳が詰まって。耳垢を押し込んでた。
の…そんなの関係ない。ふらつきを診てもらわなあかん。
バ…耳垢がどうのこうの。
の…それは関係ない。内耳や!
(そこで、私、「そんなん言うてもわからんわ!」と突っ込む)
バ…そしたら、12日に○○先生(かかりつけ医)に行ったらいいのね。
の…いつも言ってるけど、予約の日でないと診てもらわれへんのとちゃうねん。調子悪ければ、いつでも行ったらいい。
バ…不服?納得してない?顔。
も〜!見てて
イライラする!
会話が通じない!
き…月曜日、病院に行ったらええねん!じいさんもおらん(デイ)のやから行けるでしょ!
バ…そんなにキツく言わないで。
き…グチグチ言って、話が通じてない。調子悪ければ、病院に行けばいい!のび太に相談しても何も解決しない!病院に行って、検査してもらわないとわからない!
バ…(のび太に)わかったわ。(リビングを出ようとしながら)きんときさんにキツく言われてると「死ね」と言われてるみたい。鬼嫁や。私が何を言ったの?
き…そっちこそ鬼姑じゃ!嫁を奴隷扱いしおって!
の…もう、辞めっ!辞めっ!
ババア、リビングを去る。
のび太は2階へ。
私も2階へ。
き…どう考えてもおかしいやろ。この生活。もう限界や!お互い我慢し、お互い気を使い、お互いののしり合う!
普段は機嫌よく挨拶するけど、さっきは鬼嫁と言った!あれが本性や!
おかしいやろ!なんで、こんな生活をずっと続けなあかんねん!いつまで続けるねん!
ずーっと同じことを言っている!私は鬼嫁や!誰のせいで鬼嫁になったんや!
私も限界や!身体に不調が起こってもおかしくない。でも、何もない。どれだけ我慢し、耐えてることか!
夫婦は価値観の違いで別れられるのに、なんで嫁姑は別れられへんのや!それはアンタがおるからや!アンタが何もせんからや!
じいさんのことにしても、何もせん!あわよくば、じいさん死ねば、それでOKと思ってるんやろ!
ずっと、自分達が出て行くことばかり考えてた。でも、子供達には負担をかけたくない。アンタら親子3人(のび太とジジババ)が出て行けばいい!
アンタは私達も大事にしたい。自分の親も大事にしたい。その気持ちはわかる。でも、何もしない。こうなったのもアンタのせい!ずーっと同じことを言っている!もう限界や!
そして、のび太は風呂へ。
風呂から上がり、ババアに声をかけた。
ババア、スネてた様子。
の…もう、だから、エエって〜。
ババアの部屋に入り、ドアを閉めた。
よく声は聞こえなかいが、ババアはか弱に母を演じている。
のび太は私に説教されてる時は頷くのみ。
でも、ババアには何かコンコンと言っている。
ボソボソ喋るので、何を言っているのかわからない。
そして、ババア、私が鬼嫁だと愚痴りだした。
しばらく、ドアの外で聞いていたがよく聞こえず。
ババア、私のことを愚痴っているのはわかる。
ホンマ、アホらしい。
何度も何度も同じことを。
やっぱり、離婚しかない。
のび太と別れなければ、ババアと別れられない。
半分、脅し。
ババアに離婚届を突きつけた。
き「のび太と離婚させてください」
バ「離婚するのは私じゃない」
そりゃ、そうだ。
でも、前回も離婚の話を切り出したら、ババアが「私のせいで離婚なんて〜!仲良くやっていきましょ〜!」と言った。
の「今はいいから!お願いやから!それは置いといて!お願いやから!」
毎回そう。
のび太が話しても、らちが明かない。
だから、私は切り込むのに。
どーせ、また同じことの繰り返し。
まだ、のび太はババアと話してる。
アホ臭。
風呂に入ってこよ。