寝室のドアをノックする音で目が覚めた。
ん?子供?
子供なら、勝手に寝室に入ってくるはずなのに…
空耳?
すると、
またノックが…
そして、
『のび太〜、のび太〜』
ババアだ。
じいさんに何かあったのか?
いやいや、じいさんはショートでいないはず。
なら、ババア?
体調でも悪いのか?
しかし、
起きないのび太。
バンバン叩いて起こしてやった。
すると、
婆『お父さん、また居なくなったの〜』
の『え?!(徘徊防止センサー)切れてるだけやったんか?!』
実は、のび太はじいさんがショートに行っていることを知らなかった。
私もね。
で、いつものように、リビングで寝ようとしたのび太。
しかし、
徘徊防止センサーがOFFになっていたので、今日はじいさんがいないと判断し、寝室に戻って寝ていた。
私も、のび太が戻ってきて気が付いた。
でも、ババアのセンサーの操作は怪しいし、
単に忘れているだけかもしれないので確認しにいった。
センサーはOFF。
所定の位置にあるじいさんの靴はなし。
やっぱり、じいさん、ショートに行っていたのね〜と私も気付いた。
で、
飛び起きたのび太。
の『(センサーが)切れてるから(ショートに)行ってると思ってたのに!』
婆『え?』
の『今日、(ショートに)行ってるんちゃうの?』
婆『え?あ、あ…そうだったわ…』
そして、恒例の涙声になり、
婆『ごめん…ごめんなさい…』
ババア、ボケてますね。
起きた時に一瞬、勘違いすることはあっても、しばらくしたら思い出すだろうに。
きっと、1階を探し回ったと思う。
階段を上がるのも時間がかかる。
その間に、全く思い出せなかった。
ヤバイよね。
最近、
毎週、2泊3日でショートに行っているじいさん。
その間、ババアは何もすることがない。
会話する相手もいない。
たま〜に子供達と話すだけ。
友達もいない。
ボケが加速すること間違い無し。
じいさんが居なくなったら、もっとでしょう。
しかし、
のび太ものび太。
じいさんがいつショートに行っているのか把握していない。
徘徊防止センサーを信用している。
ババア、押し忘れのこともあるのに。
たまたま、今回はじいさんがショートに行っていて、
ババアの勘違いで済んで良かったが、
(こっちは夜中に起こされて、全然、良くありませんけどね
)

本当にセンサーの押し忘れで、じいさんがまた徘徊してたらどうするんだ!
いずれ、あり得るだろうね。
のび太の意識の低さには本当に呆れる。
私も眠いし、その時はのび太には何も言わなかった。
時計を見たら、
3時47分。
いい加減にしてくれ。
その後、なかなか眠れず。
ただでさえ、睡眠時間が短いのに…
そして、いつの間にか寝てしまったが、
起きたら、のび太はもう居なかった。
なので、
今晩、お説教です
