喜んで行くわけはないと思っていたが…
案の定、
一瞬、顔が曇った。そして、
婆『行った日が悪かったと思うんだけど、車椅子の人ばっかりでね〜、なんか、ガクンと落ち込んじゃった』
自分はあの人たちとは違う…
私は年寄りではない…
そう言いたいのだろう。
いつも年寄りぶってるくせに。
き『その人達ほどではないけど、お義母さんもその人達と同じようにリハビリが必要なんですよ』
また顔が曇る。
婆『なんかね〜、行ったら、車椅子の人達がお茶してたのよ』
き『そこがイヤなら、もうひとつ紹介してくれたとこがあるから、そっちも見学に行ったらいいけど、そこは遠いから朝早く帰りも遅くて、お義母さんの拘束時間が長くなりますよ』
婆『土曜日はね〜、お稽古に行こうと思っているの』
なんとか行かない理由を探してる。
き『それは自分の都合に合わせればいいしね』
婆『今もちょっと踊ってたの〜。ちょいちょいと歩いてたの』
足踏みし出す。
どーでもいい。見たくない。
き『週2日行けばいいから、土曜日をはずしたらいいよ。他にもデイケアはあるから、そこが嫌なら○○さん(ケアマネさん)にまた紹介してもらうから』
婆『あ、あぁ…』
ふふふ、
逃れる道はないよ。
何がなんでも、行かせたる!!
