本日のお題はRS-232Cです。
PC-88VAエミュレータのVAEGというWindopws用のソフトがあります。
今のパソコンにフロッピーディスクドライブはつながらないので、フロッピーディスクを仮想化したファイルを使います。
VAEGには実機のフロッピーディスクをセクタ単位に読み取って、RS-232C経由でWindowsパソコンに転送するソフト、TransDisk/VAが入っています。
以前に、手持ちのフロッピーディスクのうち、数10枚をパソコンに落としました。
それから既に何年も過ぎていますが、しばらくまともに動いていなかったPC-88VA2がそれなりに動くようになってきたので、久々にこの続きをやってみようかなと考えた次第です。
結果から先に言うと、ダメでした。
まず、このソフトはWindowsパソコンとPC-88VAをRS-232Cのクロスケーブルで接続して、転送するというものですが、そもそもWindows側だけでなく、PC-88VA側にも、転送するためのソフトを入れなければなりません・・・どうやって?
そう、なかなか難しい問題ですね。
このソフトでは、N88-BASICのLOAD命令を使って、RS-232C経由でBASICプログラムをダウンロードしています。
まあ、BASICブログラムと言っても、プログラムの大半はDATA文で記述されたマシン語プログラムで、BASICで記述されているのは先頭のローダ部分だけです。
で、このマシン語で記述されたプログラムが、フロッピーディスクを読み取ってRS-232C経由でデータを転送するわけです。
ここまでが前置き(長っ!)で、ここからが本題です。
以前はこのソフトでディスクデータの転送ができていたのですが、なぜかうまくいきません。
BASICプログラムを転送する時の通信速度は落とすことができるので、落として試してみました。
結果、デフォルトの19200bpsではうまくいきませんが、9600bpsに落とすとうまくいきました。
しかし、プログラムのダウンロード後、転送ソフトは通信速度を設定することができず、固定で19200bpsで初期化してしまうのです。
88-VAのRS-232Cコネクタの本体内側のところで波形を見てみましたが、以下の通り、19200bpsでも、かなりきれいな波形が出ており、とても読み込みエラーを起こしそうな波形には見えませんでした。
こういう場合、一般的にはソフトウェアの処理が間に合っていないと考えるところですが、以前に19200bpsで問題なく動いていたので、それも考えにくいです。
常駐しているドライバ類を全部外して試してみましたが、結果は変わらず。
メインボードにジャンパしまくったことによって、ノイズが乗り易くなってしまったのか・・・
とにかく理由はわかりませんが、現時点ではお手上げ状態です。
どなたか解決の糸口があれば、コメントお願いします。
