中村天風やエミールクーエ、クラウスベルンハルトらの著書を参考にすると、

あらゆる精神病において自己暗示は有効であると思う。

 

自己暗示といえば、「おれはできる」的なものを自分に暗示をかけるのだが、

注意点がいくつかある。必ず以下の点は守らなければならない。

 

・①嘘をつかない

自分が金持ちでものないのに、「俺は金持ちだ」といっても、それは嘘やんと自分から突っ込みが入る。そして嘘と分かっている事は体には入ってこない。

 

そこで、 「金持ちになりつつある」 と言い換える。そうすれば嘘じゃなくなる。

 

エミールクーエは「私は毎日あらゆる面でますます良くなっている」と毎日朝晩10回ずつ唱えよと薦めている。この「良くなっている」というのが重要で、「楽になっている」「これから楽しくなっている」「健康になっていく」等の言葉を使うと良いだろう。

 

で、ちょっと改善された場面で、「ほら、○○の点は良くなった」と、自分の暗示が正しかったことを受け止めると良い。そうしていけば、どんどん暗示(すなわち自分自身)が、自分の中で信用できるものになっていく。

 

・②否定を含まない

「緊張しない」「落ち込まない」というのはNG。

緊張という言葉を聴いた時点で、身体は緊張してしまうもので、その後で否定していてもだめ。

「ゆるやかーに」とか「リラーックス」とかに言い換える。

 

・③声に出す

思うだけより声に出して、自分自身の耳で聞く。中村天風は鏡の前でやるのが良いと薦めている。肺活量を鍛える意味もある。

 

上記3点を必ず守ってやってみると良いと思う。

 

 

こうした良い暗示とは反対に、悪い自己暗示はパニック障害の原因のひとつだと思っている。

 

電車やバスで、負の感情を自分に繰り返し暗示してしまうことで、不安感が大きくなってしまうのだ。

 

ただし、特定の乗り物でそうなってしまうのであれば、治すのは簡単だと考える。

 

というのも、その乗り物を降りてしまえば大丈夫なのだから、身体そのものは何の問題もないと認識できる。家に居るのとその場に居るのと、身体は何も変わらないのだから、発作は自分自身が創り出す幻影に過ぎないと思えるようになる。