昨年10月、医師から「乳がんの早期、しっかり治療すれば治る病気です」そう言われた。私は涙は出なかった。なぜだかそんな予感もしていたし。そうなった場合の心の準備もしていたからかもしれない。そして然程の動揺もなく、看護師の説明もしっかり聞いて今も記憶にある。
病院を後にしてまずは旦那に電話。
良性を信じていた旦那さんは…言葉を失いつつも。頑張るしかなないなって…
そして幼なじみで5年ほど前に乳がんを患った1番の友達に報告した。
彼女は治療の辛さ経験しただけにかなり動揺と涙してしまっていた。そこで私も少し涙がでた…
私は自分のことはオープンに話せる性格なので、伝えておきたい友人に1人づつ数日かけて連絡をした。オープンには話せるがきっとどうしようもなく落ちる時がくることを想定して、不安を口にしたら助けてくれる窓口作りをした。
みんな本当に心配してくれて、優しくて時には私以上に涙して…
今までで1番人のありがたみ、支えられて生きているんだなって、頭ではわかっていたつもりだったけど心からそう思え、その大切な人達がより大好きになった。
今思えば、病気になったことで得られたことは本当にたくさんあった。治療がうまくいったからこそそう思えるのだとは思うけれど、もし今同じ状況にいてSNSなどで調べたりしながら不安と苦しみで潰れそうな人がいたら、悪いことばかりじゃないから力を落とさず希望をもって病を跳ね除けて欲しい。