悲しい高給取りサラリーマン
■日本の高給取りの現実
以下の記事を読んで、悲しい気持になるか、それとも「よし、やるのは今だ」と自分に気合い入れをするかは自分次第。そういう時代だ。
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月収48万円…日本で「高給取りサラリーマン」の〈切なすぎるリアル〉
8/12(土) 15:02配信
幻冬舎ゴールドオンライン
(写真はイメージです/PIXTA)
会社員でいるからには、高い給与を貰う「高給取り」を目指したいもの。しかし、この30年間でほとんど給与が上がっていないといわれる日本では、あまりに「高給取り」へのハードルは低いことが明らかになりました。みていきましょう。
【早見表】「勤続35年以上」の日本のサラリーマン…1978年~2020年の「平均給与」の推移
「給与が全然上がらない!」は、もはや日本のお家芸
厚生労働省が毎月発表する『毎月勤労統計調査』によると、名目賃金(現金給与総額)は46万2,040円で前年同月比2.3%増。一方で、物価変動の影響を加味した実質賃金は1.6%減と、15ヵ月連続の前年割れを記録しました。
一時期、賃上げの動きが加速し、物価上昇分を上回ると期待されていましたが、いまのところ効果は限定的。実際に実質賃金がプラスになるのは、まだ当分先のことになるだろう、というのが大方の見方です。
内閣官房 新しい資本主義実現本部事務局『賃金・人的資本に関するデータ集』によると、1991年から30年間の日本の賃金上昇率は1.05倍と、ほぼ横這い。それに対し、イギリスは1.48倍、アメリカは1.41倍、フランスやドイツは1.34倍と日本だけが低水準です。それでも日本人はデフレのなか、給与が上がらなくても生活水準を保つことができることを経験し、賃金が上がらないことに特に危機感を抱かなかったのです。
しかし、昨今の物価上昇により、そうは言っていられなくなっています。
そもそも日本人の給与がどれほどかといえば、平均月収(所定内給与)で31.1万円、賞与も含めた年収で496.5万円(厚生労働省『令和4年賃金構造基本統計調査』より)。
【年齢別・日本人の平均年収】
~19歳:2,554,300円
20~24歳:3,271,800円
25~29歳:4,035,900円
30~34歳:4,568,500円
35~39歳:5,086,500円
40~44歳:5,406,000円
45~49歳:5,635,300円
50~54歳:5,877,500円
55~59歳:5,902,900円
60~64歳:4,448,000円
65~69歳:3,602,800円
70歳~:3,224,100円
出所:厚生労働省『令和4年賃金構造基本統計調査』より
※数値は、男女、学歴計、従業員10名以上企業対象
賃金上昇率がほぼ“1”ということは、30年前もほぼ、この給与水準だったということになります。名目賃金も実質賃金も上がらないのが、もはや日本のお家芸といえるでしょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b01fc5af2a193962c41c5b4976c53f05d32122a6
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■こんな社会にしたのは?
今の自民党や公明党などだし、それにまつわる政治家達だろう。
ここまで、一般国民がはい上がれなくなった社会が作り上げられてしまった以上、それを変えるのは選挙しかないのだろうか。
目をちょっと外に向けて、海外進出する若者も出始めている。海外で働けば、同じ労働でも倍以上の収入が得られることも分かってきた。もちろん生活費も倍かかるが、日本で働くよりもはるかに多くの貯蓄が出来る。
そういう点に目をつける若者は、未来を切り開くかもしれない。
本気で英語やその他の言語を学び、他国との交流で自分の人生を切り開いているのだ。
多くの日本人の「言語」に関する感性の鈍さは、ほとんど没落する民族のそれだ。
英語くらいしゃべれるようになればいいのに...と思う。
日本にやって来る外国人(主に中國やアジア系)の人たちの言葉を聞けば、日本人が完全に負けていることを痛感するはずだ。彼らは日本語を話し、やがて他の国に移ってゆく。日本は足がかりにしか過ぎない。
日本人は、収入だけではなく、未来を開く能力でも負けているのだ。
年齢別の「収入」だけを問題にしても、話にならないのである。悲しい国になってしまったものだ。
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