漫画家 佐野菜見さん 36歳 がんで


■才能ある若者がまた一人

 若い人の死が目立つ。漫画家・佐野菜見さんが亡くなった。36歳。
 闘病1ヶ月というから、相当早い進行のがんだったようだ。

 Kadokawa ハルタ誌では、 遺族からの「ファンの皆様へ」と記された遺族の書面も掲載。「娘の菜見は進行の早い癌により闘病1カ月という早さで8月5日に旅立ちました。ご愛読いただきましてありがとうございました」と、がんによる急逝だったとした。佐野さんの遺書の一部を抜粋して「この人生は楽しい人生だったわさ 私はこれから多分もっと自由な世界にいってきます…アバヨ」と伝えた。

 病が発見されてから書かれた遺書なのか。すでに死を意識していたのか、なんとも胸を打つ。それにしても早すぎる死だ。遺族や周囲の人々の落胆は計り知れないことだろう。 

 心からご冥福をお祈りしたい。

 

 



ーーーーーー(引用)ーーーーーー
漫画家・佐野菜見さんが死去 36歳 『坂本ですが?』『ミギとダリ』など描く

8/16(水) 12:30配信
オリコン

佐野菜見さん著『坂本ですが?』

 漫画『坂本ですが?』『ミギとダリ』などで知られる漫画家・佐野菜見さんが、8月5日にがんのため死去した。36歳。16日にKADOKAWA「ハルタ」のX(旧ツイッター)で訃報が伝らえれた。

 書面では「読者の皆様へ」とし「漫画家の佐野菜見さんが2023年8月5日にご病気のため逝去されました。ご葬後は8月7日、8日に無事執り行われました」と報告。

 「佐野さんは『ミギとダリ』の連載を終え、アニメの監修などをこなしながら新連載の打ち合わせを進めているところでした。病気が見つかって入院する前に『これを乗り越えたら、すごい漫画が描ける気がします』と言っていました」とつづり「とにかく漫画にまっすぐな方でした。面白い漫画を描くため、漫画家として成長するための努力を楽しんでできる人でした」と振り返った。

 「佐野さんはハルタの前身である『Fellows!』でデビューして以来、ずっとハルタで描き続けてくれました。佐野さんという唯一無二の漫画家に伴走して、『坂本ですが?』や『ミギとダリ』に関わることができたのは編集者として幸せな時間でした」と記した。

 「漫画に対しての真摯な姿勢、漫画家としで成長していく姿を間近で見せてくれたことに感謝します。漫画家仲間や編集部に大きな影響を与えてくれました」とし「佐野さんの作品『坂本ですが?』『ミギとダリ』は多くの人を笑顔にしてきました」と伝えた。

 最後は「この先も多くの人に笑っていただけると幸いです。10月からは『ミギとダリ』のアニメの放送も始まります。佐野さんはアニメの出来の良さにとでも喜んでいました。こちらも楽しんで頂けると嬉しいです」と呼びかけ「編集部一同、佐野菜見さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。株式会社KADOKAWA ハルタ編集部」と結んだ。

 また、今年10月アニメ放送予定の『ミギとダリ』のXでも「原作『ミギとダリ』の作者である佐野菜見先生が体調を崩されご逝去されました。ここに謹んでお悔やみを申し上げます」としのび「「佐野菜見先生には、TVアニメ『ミギとダリ』のアニメーション制作において、ご尽力を賜り深く感謝を申し上げるとともに、アニメスタッフ・関係者一同、心よりご冥福をお祈り申し上げます」と追悼した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/540c3792c604ecf388db1197a462731a7d4d7a0c
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youtube

TVアニメ『ミギとダリ』メインPV / 2023年10月放送開始

 

TVアニメ『ミギとダリ』ティザーPV第2弾

 


■若い人の早い死は、心をかきむしられる

 2011年の原発事故以降、若者の早い死が目立つ。その死因も「がん」「心不全」「脳梗塞」など、放射能汚染が原因と考えられるものばかりだ。
 なんとも悔しい限りだ。何ともならないのか、この国は。

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